米国のサブプライム問題をきっかけに日米の株価を中心に、世界的に株価が値下がりしています。当然ながら、私の確定拠出年金の運用資金にも影響が出ています。
海の向こうの住宅ローン問題が、熱海の山の中で静かに暮らす日本人の老後にまで影響を与えてしまうのですから、世界経済と自分のお財布が直結しているのだと痛感させられます。世界で起こるどんな出来事も、もう人ごとだとは言ってられない時代です。
さて、私の確定拠出年金(個人型)の年金残高を見てみると、2007年の10月までは、概ね順調に伸びていました。ところが、10月をピークに残高は減少に転じました。サブプライム問題がニュースになり始めたのが昨年の夏ごろですから、その影響がボディーブローのように徐々に出てきたのが10月頃というわけです。
運用残高は、追加拠出を続けていたにもかかわらず2007年10月末に比べて2008年1月末には20万円程度減少しました。もちろん評価益も大幅に減少してしまいました。
サブプライム問題は、今や米国の景気後退懸念にシフトしており、米国の景気後退が日本経済に更なる打撃を与えるのか気になるところですが、エコノミストでもない私には予想などできません。
防衛策として、サブプライム問題が発覚した時点で、現在日本の株式8割、世界の株式2割で運用している年金資金を、より安全な商品に乗り換えるいうことも可能でしたが、ここまで影響が出るとも思えなかったので、そのような対策も講じていません。結局のところ、評価額は大きく減少したものの、このまま日本株と世界株式での運用を続けていきます。