2014年9月に設定されたファンド

Tweet

投信協会によると、2014年9月には49本の追加型株式投資信託が設定されました。投資対象で見ると、海外の債券に投資するタイプのファンドが12本と最も多く設定されましたが、その地域別内訳では英国、米国、北欧、ニュージーランド、新興諸国などさまざまで、目立つ傾向は見られませんでした。

最も設定額が大きかったファンドは、大和証券投資信託委託が設定した「ダイワ新成長株主還元株ファンド　－株主の微笑み－」で、335億円が設定されました。次いで「りそな　米国優先リート証券ファンド2014-09」の146億円でした。

分配頻度を見ると、最も多かったのが年1回の20本で、毎月分配型（年12回）が12本、24回が9本、年4回が8本と、毎月分配型の割合は先月の34％から24％に低下しました。

手数料については、前月同様に、上限を年率3％（税抜き）としているファンドが22本と最も多く、最も高かったのが「日興ハイブリッド３分法ファンド毎月分配型（ヘッジなしコース）」と「日興ハイブリッド３分法ファンド毎月分配型（通貨プレミアムコース）」の3.5％（税抜き）で、最も低かったのは、確定拠出年金ファンドとマネープールファンドを除くと、「英国国債ファンド　－ギルト１０－　（為替ヘッジあり）」と「英国国債ファンド　－ギルト１０－　（為替ヘッジなし）」の0.5％（税抜き）でした。

信託期間については、10年程度のファンドが22本と最も多く、信託期間を無期限としているファンドは確定拠出年金専用ファンドを除くと、「SMTAM JPX日経インデックス400オープン」、「SMTAM NYダウインデックスオープン」、「GS MLPインフラ関連証券ファンド　毎月決算コース」、「GS MLPインフラ関連証券ファンド　年2回決算コース」の4本だけでした。

「SMTAM JPX日経インデックス400オープン」と「SMTAM NYダウインデックスオープン」は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するインデックスファンドです。「GS MLPインフラ関連証券ファンド　毎月決算コース」と「GS MLPインフラ関連証券ファンド　年2回決算コース」は、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用するファンドで、MLP、MLP関連証券およびエネルギー・インフラ関連企業の株式等に投資するファンドです。

信託報酬は0.15％～2.0％で、マネープールファンドを除くと、最も低かったのはDCニッセイ国内株式インデックスの0.16％、最も高かったのは世界メディカル関連株式オープンの2.0％でした。