3本の米国籍バンガードETF、10月17日よりオンライン証券3社で取扱開始


世界最大級の投信会社ザ・バンガード・グループ・インクが運用し、NYSE アーカ取引所に上場する2本の米国籍株式ETFの「バンガード・米国バリューETF(VTV)」と「バンガード・米国グロースETF(VUG)」、およびNASDAQに上場する米国籍債券ETFの「バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)」が、2014年10月17日より、SBI証券、マネックス証券、楽天証券の各証券会社等を通じて投資できるようになる。これにより、日本の個人投資家が投資できるバンガードETFは、既に販売されている米国籍ETF12本と香港籍ETF2本と合わせ、計17本となる。

日本で買えるバンガードETF一覧

 

「バンガード・米国バリューETF(VTV)」は、米国株式市場の大型バリュー株セグメントを網羅する、CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックスに連動したパフォーマンスを目指すETF。同インデックスは米国株式市場の大型バリュー株セグメントのパフォーマンスを正確に表しつつ、売買回転率を低く抑えるように作られているインデックス。VTVの経費率は0.09%(2014年4月28日付き目論見書による)と、同種同等ETFの平均経費率0.30%に比べ、およそ3分の1以下の低コストを実現している。

バンガード・米国バリューETF(VTV)ファクトシート

 

「バンガード・米国グロースETF(VUG)」は、米国株式市場の大型グロース株セグメントを網羅する、CRSP USラージキャップ・グロース・インデックスに連動したパフォーマンスを目指すETF。同インデックスは米国株式市場の大型グロース株セグメントのパフォーマンスを正確に表しつつ、売買回転率を低く抑えるように作られているインデックス。VUGの経費率は0.09%(2014年4月28日付き目論見書による)と、同種同等ETFの平均経費率0.75%に比べ、およ8分の1以下の低コストを実現している。

バンガード・米国グロースETF(VUG)ファクトシート

 

「バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)」は、米ドル建て以外の、政府債・政府機関債社債・証券化された非米国の投資適格固定利付債券の市場を広くカバーする、バークレイズ・グローバル総合(米ドル除く)浮動調整RIC基準インデックス(米ドルヘッジベース)に連動したパフォーマンスを目指すETF。米国以外の主要な債券市場全体への幅広く分散したエクスポージャーを提供している。為替レートの不確実性への保護を追求する目的で、組み入れ証券の該当通貨の米ドルに対するヘッジ戦略を採用しているが、あくまでも米ドルベースのヘッジ戦略であるため、日本円をベースとした投資家にとっては為替リスクを伴う。BNDXの経費率は0.20%(2014年2月27日付き目論見書による)と、同種同等ETFの平均経費率0.43%に比べ、およそ2分の1以下の低コストを実現している。

バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)ファクトシート

 

VTV、VUGについては完全法、BNDXについてはサンプリング法を用いたパッシブ運用で、ファンドはフルインベストメントを維持する。また、低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑える。バンガードでは、「バンガードのETFは、投資家の皆様に柔軟性のある機動的な市場取引を提供するだけでなく、バンガードが提唱する『長期・分散・低コスト』の投資を実現させるためのツールとしても有効です」と述べている。