インデックスファンド・シリーズとは
この10年ほど、運用会社の多くがインデックスファンドをシリーズ化して設定・運用しています。
シリーズ化というのは、例えば、日本株式のインデックスファンドのように単発で特定の指数への連動を目指すインデックスファンドを設定するのではなく、日本株式インデックスファンド、米国株式インデックスファンド、世界債券インデックスファンドのように、様々な資産を投資対象とするインデックスファンドを複数提供しているということです。
これらのインデックスファンド・シリーズを提供している運用会社では、個人投資家のインデックスファンドへの関心が高まっていることや信託報酬の低さを重要視していることを理解し、信託報酬率を低く抑えています。販売会社はそれぞれ異なります。
代表的なインデックスファンド・シリーズと運用会社
なお、販売会社により取り扱っているインデックスファンドは異なります。
インデックスファンド・シリーズの名称 | 運用会社 | 販売会社数 |
野村インデックスファンド・シリーズ 愛称:Funds-i | 野村アセットマネジメント | 72社(2019年11月4日現在) |
eMAXIS | 三菱UFJ国際投信 | 90社(2019年11月4日現在) |
EXE-i(エグゼアイ) | SBIアセットマネジメント | 12社(2019年11月4日現在) |
SMTインデックスシリーズ | 三井住友トラスト・アセットマネジメント | 56社(2019年11月4日現在) |
購入・換金手数料なしシリーズ | ニッセイアセットマネジメント | 23社(2019年11月4日現在) |
iシェアーズ | ブラックロック | 11社(2019年11月4日現在) |
iFree | 大和証券投資信託委託 | 78社(2019年11月4日現在) |
たわらノーロード | アセットマネジメントOne | 67社(2019年11月4日現在) |
ピクテインデックスファンドシリーズ | ピクテ投信投資顧問 | 4社(2019年11月4日現在) |
このようなシリーズ以外にも、ほとんどの運用会社がインデックスファンドを運用しています。また、東京証券取引所に上場しているETFも全てインデックスファンドです。
「初めての投資信託〜インデックスファンドから始めてみよう」の目次
- インデックスファンドとは?
- インデックスファンドとアクティブファンド
- 個人投資家もプロも利用するインデックスファンド
- 勝てるファンドを見つけるのは難しい
- 投資信託の最大のコスト「信託報酬」の影響
- インデックスファンドは、どのようにしてベンチマークと同じ投資成果を目指すのか?
- インデックスファンドのメリット
- 良いインデックスファンドとは?
- インデックスファンドの選び方
- どの口座でインデックスファンドを購入するか
- インデックスファンドの種類
- インデックスファンド・シリーズ
- インデックスファンドの歴史