NISA の対象商品
NISA(少額投資非課税制度)には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という二つの枠組みがあります。NISA口座は1つですが、口座内での棲み分けとなります。「つみたて投資枠」と「成長投資枠」では、投資できる商品が異なります。
つみたて投資枠
長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託が対象となります。具体的には金融庁の次の基準を満たした投資信託です。
- 信託契約期間が無期限又は20年以上。
- ヘッジ目的等(※1)以外の目的でデリバティブ取引による運用を行わない。
- 毎月分配型でない。
- 販売手数料は0%(ノーロード) 。信託報酬は低水準。
- インデックス運用の投資信託については、金融庁がインデックス(例:日経平均株価、S&P500)を指定。
- アクティブ運用の投資信託については、継続して投資家に支持・選択されるものとして、以下の要件を満たすもの
- 純資産額50億円以上
- 運用実績5年以上 3信託期間中の3分の2以上で資金流入超の実績が認められる
これらの条件を満たす投資信託として積立投資枠に登録されている投資信託はほとんどがインデックスファンドです。(一部アクティブファンドもあります。)
最新のつみたて投資枠対象商品は、金融庁のHP(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/products/)で確認できます。
成長投資枠
成長投資枠の対象となる商品は、上場株式(ETFやREITを含む)及び公募の株式投資信託です。①整理・監理銘柄、 ②信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等は除外されます。米国株式や海外ETFも証券会社によっては取り扱いがあります。
最新の成長投資枠対象商品(投資信託)は、投資信託協会のHP「NISA成長投資枠の対象商品」(https://www.toushin.or.jp/static/NISA_growth_productsList/)で確認できます。
なお、NISAの最新の情報については、金融庁「NISA特設サイト」でご確認下さい。
NISAの基本の目次