不動産投資信託(リート)の仕組み
不動産投資信託は、「会社型」の不動産投資信託です。そこで、不動産投資信託の仕組みについて、この会社型の投資信託を例に少し詳しくみていきましょう。
会社型投資信託とは、投資家から集めた資金によって、投資を行うことを専門の目的とする法人(これを「投資法人」といいます。)を設立し、その法人を通して、投資を行う方式をさします。
投資法人への出資は、「投資口の購入」という形式をとります。不動産投資信託の場合、投資法人が不動産投資などによって得た利益は、この投資口の数に応じて、分配金として投資家に支払われます。
また、投資口をもつ投資家は、投資主総会(株式会社の株主総会にあたる)における議決権も口数に応じて与えられます。 投資家は、東京証券取引所などの取引所に上場された不動産投資信託の投資口を購入することで、この分配金による配当収入と投資口を売却した際の売却益が狙えるのです。