投資信託の超過リターン(超過収益)
投資信託の月報などに「当ファンドは今期1.5%の超過リターンを達成しました」などというコメントが掲載されていることがあります。この「超過リターン(又は、超過収益)とは、その投資信託の収益率が運用の目標とするベンチマークをどのくらい上回ったか(下回った)を示すものです。
超過リターンの例
例えば、あるアクティブ運用型のファンドの1年間の騰落率が+5.0%で、ベンチマークの1年間の騰落率が+3.5%であれば、超過リターンは1.5%となります。これを1.5%ではなく、150ベーシス・ポイントと表示することもあります。ファンドの騰落率が+5.0%で、ベンチマークの騰落率が+5.5%であった場合、「ファンドの超過収益は-(マイナス)0.5%(あるいはマイナス50ベーシス・ポイント)となった」と記載されます。
超過リターンがプラスであればベンチマークと比較して上手い運用が行なわれたということになりますし、マイナスであれば、ベンチマークに比べて運用がうまく行かなかったことを意味します。