Bloomberg Agriculture Subindexとは
Bloomberg Agriculture Subindexは、ニューヨーク商品取引所やシカゴ商品取引所などの米国の取引所において取引されている農産物価格の動向を表す指数で、コーヒー、とうもろこし、綿、カンザスシティ小麦、大豆ミール、大豆油、大豆、砂糖、シカゴ小麦で構成されています。より広範な商品価格の動向を表すブルームバーグ・コモディティ・インデックスの構成指数の一つです。算出・公表はBloomberg社が行なっています。
Bloomberg Agriculture Subindexの構成比率
Bloomberg社が公表しているファクトシートによると、2017年9月末現在、のBloomberg Agriculture Subindexの構成比率は、コーヒー7.32%、とうもろこし25.26%、綿4.60%、カンザスシティ小麦4.15%、大豆ミール10.11%、大豆油9.05%、大豆19.52%、砂糖7.93%、シカゴ小麦12.07%となっています。
なお、カンザスシティ小麦は米国の一大小麦生産地であるカンザス州のカンザス・シティ商品取引所(KCBT=Kansas City Board of Trade)で取引されている小麦で、シカゴ小麦はシカゴ商品取引所(CBOT=Chicago Board of Trade)で売買されている小麦です。
大豆ミールは日本語で大豆粕と呼ばれるもので、大豆油を絞ったあとに残る粕で、加工食品や家畜飼料の原料として使われるものです。
名称変更について
UBS社とブルームバーグ・インデックスとの戦略的パートナーシップによりダウ・ジョーンズUBSコモディティ・インデックスがブルームバーグ・コモディティ・インデックスとして再ブランド化されました。これにより、2014年7月1日付けで「DJ-UBSCI 農産物商品指数」は、「Bloomberg Agriculture Subindex」に名称変更されました。
旧名称のDJ-UBSCIはDow Jones UBS Commodity Index(ダウ・ジョーンズ・UBS コモディティ・インデックス)の頭文字をとったもので、Dow Jonesはダウ・ジョーンズ 社、UBSはスイスの銀行グループのUBS Investment Bank社のことで、両者が指数を算出していました。Commodity Indexは商品指数を意味する英語です。DJ-UBSCI指数は、ダウ・ジョーンズ社とS&P社による合弁事業S&P Dow Jones Indices より公表されていましたが、2014年7月1日以降は、ブルームバーグ・インデックスが算出・公表しています。
Bloomberg Agriculture SubindexをベンチマークとするETF
Bloomberg Agriculture Subindexをベンチマークとする投資信託(ETF)に、東京証券取引所に上場しているETFの「ETFS 農産物商品指数上場投資信託」があります。