Bloomberg Grains Subindexとは、米国の取引所で取引されている穀物の価格動向を示す指数で、とうもろこし、カンザス小麦、大豆、小麦で構成されています。Bloomberg Grains Subindexは、ブルームバーグ・コモディティ・インデックスのサブ・インデックスの一つです。指数を算出しているBloomberg社によると、2017年9月末現在、Bloomberg Grains Subindexの構成比率は、とうもろこし41%、大豆32%、シカゴ小麦20%、カンザスシティ小麦7%となっています。
なお、カンザスシティ小麦は米国の一大小麦生産地であるカンザス州のカンザス・シティ商品取引所(KCBT=Kansas City Board of Trade)で取引されている小麦で、シカゴ小麦はシカゴ商品取引所(CBOT=Chicago Board of Trade)で売買されている小麦です。
Bloomberg Grains SubindexをベンチマークとするETF
Bloomberg Grains Subindexをベンチマークとするファンドに、東京証券取引所に上場しているETFS 穀物商品指数上場投資信託(銘柄コード:1688)があります。穀物に投資するのは、個人ではハードルがとても高いのですが、ETF(上場投資信託)を利用することで容易に投資することが可能となります。
指数の名称変更について
なお、Bloomberg Grains Subindexは2014年まではDJ-UBSCI 穀物商品指数という名称でしたが、ブルームバーグ・インデックスとUBSとの戦略的パートナーシップによりダウ・ジョーンズUBSコモディティ・インデックスはブルームバーグ・コモディティ・インデックスとして再ブランド化されました。これにより、2014年7月1日付けで「DJ-UBSCI 穀物商品指数」は、「Bloomberg Grains Subindex」に名称変更されました。