MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数とは
MSCI ジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数は、日本の株式市場を対象とした株価指数で、MSCI社が算出している日本株指数の「MSCI IMI指数」を構成する銘柄のうち、金融関連銘柄と上場不動産投資信託(リート)を除き、一定の流動性を持ち、配当利回りが比較的高い銘柄を組入対象として、指数全体の値動きをできるだけ抑えられるように構成銘柄への投資比率が決められた株価指数です。世界的な指数会社であるMSCI社が算出・公表しています。
したがって、MSCI ジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数は、
- 日本の株式を対象として
- 流動性があり、配当利回りが高い銘柄で構成され、
- 指数全体としては、値動きが比較的抑えられるよう設計された
株価指数ということになります。
なお、MICI ジャパンIMI指数とは、日本の証券取引所に上場する大・中・小型株 を対象にした株価指数です。2017年1月現在、J-REIT44銘柄を含む1,220銘柄が採用されており、日本株市場の約99%をカバーしています。
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数を分解して見てみよう
MSCI ジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数は、名称が長いため難しそうに見えますが、それぞれの単語を分けてみると次のように理解し易くなります。
- MSCI → この株価指数を算出・公表している会社の名称
- ジャパン → 日本を対象としている
- IMI → Investable Market Indexesの略称。日本語に直訳すると投資可能市場の指数となりますが、指数を算出しているMSCIでは大型株、中型株、小型株の全てを包括した指数という意味で使用しています。
- カスタム → 指数会社が一般的に算出・公表している指数ではなく、カスタムメイドの指数という意味です。この指数の場合は日興アセットマネジメントのためにカスタムメイドで作成されていることを意味します。ただし、全てのカスタムメイドの指数の名称にカスタムという言葉が含まれるとは限りません。
- 高流動性 → 一定の流動性がある銘柄を対象としている
- 高利回り → 配当利回りが比較的高い銘柄を対象としている
- 低ボラティリティ → 指数全体の値動きが抑えられるように設計されている
MSCI ジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数をベンチマークとする投資信託
この株価指数をベンチマークとしている投資信託が、2015年12月1日に東京証券取引所に上場したETFの「上場インデックスファンド MSCI日本株高配当低ボラティリティ」(銘柄コード:1399)です。運用・管理会社は日興アセットマネジメントです。