MSCI ジャパンカントリーESGリーダーズ指数とは?


MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数

MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数は、同業他社と比べてESG(環境・社会・企業統治)評価の高い日本企業で構成されている株価指数時価総額加重型)です。日本の大型株と中型株を対象とするMSCIジャパン指数をベースに、同指数の構成銘柄の中から、同業他社と比べてESG評価の高い企業を選出し、それらの構成比率がMSCIジャパン指数に比べて高くなっており、ESG評価の高い中大型株の動向を示す株価指数となっています。セクター比率は、ベースであるMSCI ジャパン指数と概ね同じになるように設計されています。酒類、ギャンブル、たばこ、原子力、武器に関与している企業は指数から除外されています。2021年7月30日末現在、128銘柄で構成されています。

MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数は、世界的な指数算出会社であるMSCI社が開発・算出しています。

MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数のように、銘柄選択にESG評価を取り込んでいる株価指数をESG指数、サステナビリティ指数と呼びます。

なお、ベースとなっているMSCIジャパン指数は、日本の大型株と中型株を対象とする株価指数で、2021年7月30日現在、272銘柄が採用されており、日本株市場の約85%をカバーしています。

 

MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数の上位(10位)構成銘柄

MSCI ジャパンカントリーESGリーダーズ指数の上位10位銘柄と構成比率は次の通りです。なお、( )内の数字は、ベースとなっているMSCI ジャパン指数における同じ銘柄の構成比率です。

銘柄名 構成比率
トヨタ自動車 8.89%(4.88%)
ソニーグループ 6.13%(3.37%)
リクルートホールディングス 3.27%(1.79%)
東京エレクトロン 2.87%(1.58%)
任天堂 2.70%(1.48%)
HOYA 2.46%(1.35%)
ダイキン工業 2.41%(1.33%)
KDDI 2.30%(1.26%)
村田製作所 2.22%(1.22%)
三井住友フィナンシャルグループ 2.06%(1.13%)

(2021年7月末現在)

 

MSCI ジャパンカントリーESGリーダーズ指数をベンチマークとするETF

2021年7月16日に東京証券取引所に上場した「NEXT FUNDS MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数連動型上場投信(2643)」は、同指数への連動を目指すETFです。野村アセットマネジメントが運用しています。