日経・東商取白金指数とは?
日経・東商取白金指数は、白金の先物価格の動向を示す指数です。東京商品取引所に上場されている白金先物の流動性の高い限月を対象限月として算出されます。2002年5月31日を基準日としており、その日の帳入値段(清算値)に基づく指数値を100.00として算出されています。なお、白金はプラチナ(platinum)のことです。指数の名称にある日経は日本経済新聞社、東商取は東京商品取引所のことで、両社が共同で日経・東商取白金指数を算出・公表しています。
なお、日経・東商取白金指数は、以前は日経・東工取白金指数と呼ばれていましたが、2013年2月に東京工業品取引所(東工取)の名称が東京商品取引所(東商取)に変更されたために、指数の名称も日経・東商取白金指数に変更になりました。
白金の生産量
白金の年間産出量は約161,000キロで、主な算出国は南アフリカ、ロシア、米国、カナダ、ジンバブエなどですが、その中でも南アフリカが約70%を占めています(2014年、データ:USGS)。白金の主な用途は、自動車触媒、電気部品、ガラス製造関連などの工業用と宝飾品用です。
日経・東商取白金指数をベンチマークとするETF
日経・東商取白金指数への連動を目指すファンドの一つが、野村アセットマネジメントの運用する「NEXT FUNDS 日経・東商取白金指数連動型上場投信(銘柄コード:1682)で、同ETFは、信託財産の一部を東京商品取引所の白金先物取引の証拠金として差し入れ、純資産総額に相当する白金先物取引の建玉を買い建てます。それ以外の信託財産は短期公社債等で運用します。