S&P/TOPIX 150シャリア指数とは?
S&P/TOPIX 150シャリア指数は、S&P/TOPIX150指数の採用銘柄の中から、コーランの教えに基づくイスラム法への適合性の観点から銘柄を選別した日本株の指数です。東京証券取引所と格付機関のスタンダード・アンド・プアーズ社(現、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス)が開発し、2007年に公表を開始しました。S&P/TOPIX 150シャリア指数は、2017年10月末現在、55銘柄により構成されています。
S&P/TOPIX 150シャリア指数の動向
⇨S&P/TOPIX 150シャリア指数の最新チャート(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス)
イスラム投資家
イスラム投資家は、イスラム法に厳格に則った投資活動を行ないます。つまり、いくら業績がよいから、あるいは成長が期待できるからと言っても、イスラム法に適合した企業・投資対象でなければ投資を行いません。そこで、イスラム法に適した銘柄の指数を公表し、イスラム圏からの日本株への投資を促そうというわけです。なお、「シャリア(Sharia)」はイスラム法という意味です。
S&P/TOPIX 150シャリア指数において、イスラム法に不適合な業態としては、広告・メディア、酒類、金融、ギャンブル、豚肉、ポルノ、タバコ、金銀取引が挙げられています。また、銘柄の選択については、ロンドンとクウェートに拠点を持つイスラム投資専門のコンサルティング会社のRatings Intelligence Partnersが行なっています。