S&P 米国債7-10年指数とは
S&P 米国債7-10年指数は、米国政府の発行する債券の中で、満期までの残存期間が7年から10年までの債券の動向を示す債券指数です。
米国を代表する指数算出会社のS&P Dow Jones Indice社(S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス)が算出・公表しています。計算通貨は米ドルです。英語の名称は「S&P U.S. Treasury Bond 7-10 Year Index」で、2016年12月30日現在18銘柄で構成されています。
⇒S&P U.S. Treasury Bond 7-10 Year Indexの最新情報
【S&P 米国債7-10年指数の過去10年の推移】
(データ出所:S&P Dow Jones Indices)
米国国債のカテゴリー
米国政府の発行する債券は、次の表のように、償還期間の違いにより、Treasury Bill(トレジャリー・ビル)、Treasury Note(トレジャリー・ノート)、Treasury Bond(トレジャリー・ボンド)と名称が異なります。S&P 米国債7-10年指数は、中期国債の中でも償還期間が長めの債券の動向を示す指数となります。
【米国政府が発行する債券の種類】
債券の種類 | 日本語訳 |
償還期間 |
Treasury Bill (トレジャリー・ビル) | 短期国債 | 52週以内 |
Treasury Note (トレジャリー・ノート) | 中期国債 | 2年、3年、5年、7年、10年 |
Treasury Bond (トレジャリー・ボンド) | 長期国債 | 10年超 |
S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て)とは
S&P 米国債7-10年指数は、ドルを計算通貨として算出・公表されていますが、これを円建てで計算しているのが「S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て)」です。
このTTMとはTelegraphic Transfer Middle Rateの略称で、為替相場の仲値のことです。仲値は大手銀行が毎朝10時頃にその日の為替相場を見て決定します。この仲値が、銀行で外貨を売買したり、外貨預金をする際の基準レートとなります。つまり、S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て)は、仲値を使って日本円で計算されたS&P 米国債7-10年指数の値ということになります。
また、「S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て、円ヘッジ)」という、ドル対円の為替ヘッジを考慮して算出した指数もあります。
S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て)に連動する投資成果を目指すETF
- 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし)(1486)
- 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)(1487)