東証REIT指数とは
東証REIT(リート)指数とは、東京証券取引所に上場している不動産投資信託(リート)の全体の動向を表す指数です。上場している全てのリートを対象とした時価総額加重平均されています。東京証券取引所が毎日算出・公表しています。不動産投資信託市場全体がどのような動きをしているかを知るうえでとても便利な指数です。
リートの数の推移
リートの第一号ファンドが東京証券取引所に上場したのは2001年3月ですが、J-REIT市場は拡大を続け、2023年10月末現在、60本のリートが上場しています。したがって、東証REIT指数は、これら60本のリート全体の動向を示す指数ということになります。
東証REIT指数の推移
東証REIT指数は、2008年-2009年にリーマンショックの影響で大きく下落しましたが、その後は概ね回復傾向にあります。
(チャート出所:東京証券取引所)
ベンチマークとしての東証REIT指数
東証REIT指数は、多くの証券投資信託やETFのベンチマークとして利用されています。2023年10月末現在、東証REIT指数への連動を目指す ETF10本が東京証券取引所に上場しています。
- NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)
- 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(1345)
- MAXIS Jリート上場投信(1597)
- NZAM 上場投信 東証REIT指数(1595)
- SMAM 東証REIT指数 上場投信(1398)
- iシェアーズ Jリート ETF(1476)
- ダイワ上場投信-東証REIT指数(1488)
- 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(ミニ)(2552)
- 東証REIT ETF(2555)
- One ETF 東証REIT指数(2556)
ベンチマークとはファンドが運用の指標としている指数のことで、ファンドの運用成績とベンチマークの騰落率を比較して、ファンドの運用の良し悪しを判断します。ETFのようなインデックスファンドであれば、ベンチマークとの連動性が高いほど良いファンドと判断されます。