投資信託の経費率とは?


投資信託の経費率とは

一般に、投資信託経費率とは投資信託の決算期間にファンドに計上された費用と期末時点でファンドの純資産総額を比較した数字を指します。純資産総額に占めるファンド経費の割合です。

経費には、信託報酬、有価証券の売買委託手数料、保管費用などが含まれます。 例えば、1年に1回決算のある投資信託の場合、期末時点の純資産総額が100億円、1年間にかかった経費の合計が2億円であれば、経費率は2%となります。

国内の投資信託については、経費率は運用報告書には記載されていません。しかし、運用報告書や目論見書の中に投資信託の損益計算書が記載されており、その項目として費用合計金額が記載されていますので、投資家が自分で計算することが可能です。

 

海外の投資信託

外国籍の投資信託については、ETFも含めて、経費率(expense ratio)という項目として目論見書や説明資料、Fact Sheetなどに掲載されています。日本国内で購入可能な海外(外国籍)の投資信託やETFについても経費率として情報提供されています。

一般に、純資産総額の大きな投資信託ほど、スケールメリットにより経費率は低減する傾向にあります。同じ投資対象の投資信託の購入を検討する際には、経費率もチェックしてみましょう。