予想分配率とは
中期国債ファンドや長期公社債投信は、利率が決まっている公社債を中心に運用します。このため、購入した時点で次回の決算期に投資家に分配する金額をある程度予想することができます。
その分配額を元本に対する年利回りに換算したものが予想分配率です。
マイナス金利の影響で運用中止
一時は、銀行預金より高い利回りが期待できるとして人気があった中期国債ファンドですが、2016年1月に日本銀行がマイナス金利政策を導入したことを受け、国債や 短期金融資産の利回りも低下し、一部はマイナスの利回りで取引されるようになりました。このため、中期利付国債などの公社債で運用し、元本の安定性を重視する中期国債ファンドやMMF(マネー・マネージメント・ファンド)の多くが運用を中止し、繰上償還されました。2017年9月末現在、中期国債ファンドとMMFは運用されていません。
(データ出所:投資信託協会)