バンガードETFとは?
バンガード ETF(Vanguard ETF)は、低コストのインデックスファンドの運用会社として世界的に知られ、世界最大級の運用会社でもあるザ・バンガード・グループ・インクが運用するETFのブランド名です。
ザ・バンガード・グループ・インク
ザ・バンガード・グループ・インクは、インデックス運用の第一人者で、数々の賞を受賞し、フォーチュン・マガジンからは20世紀の四人の偉大な投資家(investment giants)の一人と称されるジョン・ボーグル氏が1975年に設立した運用会社です。本拠地を米国ペンシルバニア州に置いています。低コストのインデックス運用といえばバンガードと言われるほどインデックス運用で世界的に有名な会社です。
ザ・バンガード・グループ・インクは、1976年に米国初の個人投資家向けインデックスファンドとなるFirst Index Investment Trustを設定しました。First Index Investment Trustは、1980年にVanguard 500 Index Fund (バンガード500インデックス・ファンド) にファンド名を変更し、2014年9月末現在、運用残高$1,827億ドル(約20兆円)を誇っています。また、2014年10月15日現在、米国で最大の投資信託は、バンガードの運用するVanguard Total Stock Market Index Fundで、その純資産総額は 3,555億ドル(約37.5兆円)に達しています。
バンガード初のETF
バンガード社は、2001年に、同社初のETFとなるVanguard Total Stock Market ETF(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)(ティッカーコード:VTI)をニューヨーク証券取引所ARCAに上場させました。同ETFは、前述のVanguard Total Stock Market Index FundのETFバージョンです。
ETF Database社によると、2017年10月末日現在、米国では71本のVanguard ETFが上場しており、平均経費率は年間0.11%となっています。
また、日本からは、米国および香港市場に上場している72本のETF(2017年9月末日現在)が金融庁に届け出されており、楽天証券、マネックス証券などの証券会社を通じて購入することが可能です。バンガード社が運用するこれらのETFのブランド名がバンガードETF(Vanguard ETF)です。