為替に投資するファンドとは、どのような投資信託ですか?


為替に投資するファンドとは

投資信託の中には、為替変動による収益に的を絞って投資する変わり種のファンドが存在します。一般に、「為替ブル型・為替ベア型」という分類で呼ばれます(ただし、投資信託協会の商品分類にはこの分類は存在しません)。円対外貨のレートの値動きに連動するこを目差したファンドです。

 

ドルブル型ファンド

例えば、ドルブル型ファンドは、「ドル高円安」方向に、ドルベア型ファンドは「ドル安円高」方向に為替相場が振れたときにファンドの基準価額が上昇する仕組みになっています。ファンドもレバレッジを効かせ、相場変動率の2倍程度の投資効果を狙っているものが多いようです。

為替リスクは回避するもの」という概念が強かった投資信託の常識を打ち破り、あえて為替リスクをとりにいく設計のファンドが出現したことは、まさに規制緩和の象徴ともいえるでしょう。ブル型とベア型の2本のファンドは、わずかな手数料でスイッチングが可能となっている場合が通常です。相場を見ながらこの2本を繰り返し入れ替えて、為替ディーラー並の投資を行うことができるようになっています。

 

為替に投資するタイプのファンド例

  • 野村ブル・ベア セレクト4(円安ドル高トレンド4)
  • 野村ブル・ベア セレクト4(円安豪ドル高トレンド4)