ダウの犬とは
ダウの犬とはダウの犬戦略と呼ばれる株式の運用手法のことです。ダウ10戦略の別名です。
ダウの犬戦略は、米国を代表する株価指数であるダウ平均(正式名称:ダウ・ジョーンズ 工業株価平均=Dow Jones Industrial Average)を構成する30銘柄のうち、配当利回りが最も高い10銘柄を12月31日に購入し、その10銘柄を翌年の12月31日まで保有し、その時点で配当利回りが最も高い10銘柄と入れ替えるということを毎年繰り返す投資手法のことです。
配当利回りが高い銘柄は、通常株価が低く抑えられていて、配当利回りが低い銘柄よりも株価が上昇する可能性が高いという考え方がこの戦略の基本になっています。
なぜダウの犬と呼ばれるのか
ダウ10戦略が、ダウの犬やダウの負け犬(Dogs of the Dow、Dow Dogs)とも呼ばれる理由は、この戦略が組み入れる配当利回りが高い銘柄は、株価が低迷している、つまり、人気がない銘柄であるというところに由来しているそうです。
ダウの犬戦略を用いたETN
ダウの犬戦略を用いたETNがNYSE ARCAに上場しています。その一つがELEMENTS Dogs of the Dow Linked to the Dow Jones High Yield Select 10 Total Return Index(ティッカーコード:DOD)です。同ETFはダウ10戦略を実現するための株価指数であるDow Jones High Yield Select 10 Total Return Indexへの連動を目指します。
⇒DODの最新情報(NYSE Arca)