投資スタイルとは
投資スタイルは投資信託のファンドマネージャーがファンドに組み入れる銘柄を選択する際の投資方針のことです。
ファンドが投資対象としている株式の時価総額で見た規模とファンドが採用している投資手法(グロース型やバリュー型)により分類されます。つまり、大型株に投資するのか、中型株や小型株に投資するのか、グロース株に投資するのか、バリュー株に投資するのか、あるいはその組み合わせなのかといった方針のことです。投資スタイルの分類方法は金融機関や評価機関などにより異なります。
投資スタイルの例
例えば、AAII(米国個人投資家協会)では、投資スタイルを次の6つに分類しています。
- Large Capitalization・・・大型株
- Mid Capitalization・・・中型株
- Small Capitalization・・・小型株
- Growth・・・グロース株(成長株)型
- Growth/Value・・・グロース株とバリュー株の組み合わせ(ブレンド)型
- Value・・・バリュー株(割安株)型
グロース型の投資スタイルのファンドとは、投資対象の企業の成長性に重点を置いた銘柄選択を行うファンドです。期待できる成長がまだ株価に反映していない銘柄に投資します。
バリュー型ファンドとは、投株価が割安に置かれている企業の株式を投資対象とするファンドです。一般的な投資尺度であるPER(株価収益率)などの投資尺度を用いて割安株をみつけるスタイルです。
投資信託の評価会社であるモーニングスター社では、投資スタイルを次のようなスタイルボックスという独自の方法で9つのスタイルに分類・表示しています。
このスタイルボックスでは、 例えば、大型のグロース株に投資するファンドであれば、次のように表示されます。