公社債投資信託とは
証券投資信託は、約款上の投資対象の違いにより「株式投資信託」と「公社債投資信託」に大別されます。
株式投資信託は投資対象に株式が含まれているものです。一方で、株式を一切組み入れず、公社債と短期金融商品等だけで運用する投資信託を公社債投資信託といいます。
公社債投資信託の投資対象
公社債投資信託が投資対象としているのは、国内外の国債、地方債、社債、短期金融商品などです。実際に組み入れている公社債の種類はファンドにより異なります。国債を中心に運用しているものもあれば、社債を中心に運用しているものもあります。また、中期国債ファンドやMMFも公社債投資信託です。
ここで注意したいのは、公社債を中心に運用している投資信託でも、公社債投資信託には分類されないということです。ファンドの約款上株式を組み入れてもよいことになっているものは、たとえ実際の運用においては公社債を中心に運用しているファンドでも株式投資信託になります。例えば、株式投資信託の中にはバランス型ファンドと呼ばれる公社債を主な投資対象としているファンドがありますが、これらは株式投資信託であって、公社債投資信託ではありません。
⇒このように、同じ株式投資信託でも、株式の組入比率は大きく異なります。
⇒公社債投資信託には、株式は一切組み入れられません。