iTrustシリーズとは
iTrustシリーズは、ピクテ投信投資顧問が運用するインターネット専用の投資信託のシリーズのことです。2020年3月5日現在、iTrust世界株式、iTrustロボ、iTrustバイオ、iTrust日本株式、iTrust新興国株式、iTrustプレミアム・ブレンド、iTrustエコイノベーション、iTrustインド株式、iTrustセキュリティ、iTrust世界公益株式(為替ヘッジあり)、iTrust世界公益株式(為替ヘッジなし)の11本があります。
iTrustシリーズの特徴
- インターネット専用ファンドである。
- アクティブ運用ファンドである。
- 販売手数料がかからない。
- 信託期間が無期限である。
- iTrustシリーズの受益者(投資家)は、受益者専用サイト「iInfo」へのアクセスが可能となり、ファンドの情報提供だけでなく、資料や投資教育情報を入手できる。
この数年、インターネット専用ファンドとして設定されるファンドの多くが、低コストを特徴とするインデックスファンドでしたが、iTrustシリーズのファンドは、ファンドマネージャーと運用会社が独自の経験、知識、運用能力をフル稼働して、積極的な運用を行い、市場平均を上回ることを目指すアクティブ運用のファンドです。
それでいて、購入時に販売会社に支払う手数料(販売手数料)が不要のノーロードファンドです。信託報酬率は、インターネット専用のインデックスファンドと比較すると高くなりますが、アクティブ運用のファンドの中では低い水準に抑えられています。
iTrustシリーズのラインアップ
iTrust世界株式
主に高い競争優位性をもつグローバル優良企業の株式に分散投資するファンドで、2016年2月19日に設定されました。信託報酬は0.89%(税抜)で、分配頻度は年1回。
iTrustロボ
主に日本を含む世界のロボティクス関連企業の株式に投資するファンドで、2016年2月19日に設定されました。信託報酬は1.33%(税抜)、分配頻度は年1回。
iTrustバイオ
主に世界のバイオ医薬品関連企業の株式に投資するファンドで、2016年2月19日に設定されました。信託報酬は1.33%(税抜)、分配頻度は年1回。
iTrust日本株式
主にわが国のナンバーワン企業の株式に投資するファンドで、2016年6月30日に設定。信託報酬は0.89%(税抜)、分配頻度は年1回。
iTrust新興国株式
主に新興国の株式に分散投資するファンドで、労働人口が拡大している国に注目する。2017年4月28日に設定。信託報酬は実質(投資先ファンドの信託報酬を含め)1.125%(税抜)程度。分配頻度は年1回。
iTrustインド株式
主に中長期的に成長が期待できるインド企業の株式に投資するファンド。設定日は2018年4月3日。実質信託報酬は1.418%(税抜)。分配頻度は年1回。
iTrustプレミアム・ブランド
主に世界のプレミアム・ブランド企業の株式に投資するファンド。特定の銘柄、国や通貨に集中せず、分散投資する。設定日は2017年7月31日。信託報酬は1.33%(税抜)。
iTrustエコイノベーション
電気自動車やロボットなど世界の環境関連企業の株式に投資する投資信託。特定の銘柄、国や通貨に集中せず、分散投資する。設定日は2017年9月15日。信託報酬は1.33%(税抜)。分配頻度は年1回。
iTrustセキュリティ
世界のセキュリティ関連企業の株式に投資する投資信託。特定の銘柄、国や通貨に集中せず、分散投資する。設定日は2018年12月21日。信託報酬は1.33%(税抜)。分配頻度は年1回。
iTrust世界公益株式(為替ヘッジあり/為替ヘッジなし)
主に先進国の高配当公益企業の株式に投資する投資信託。為替ヘッジありと為替ヘッジなしがある。設定日は2019年5月31日。信託報酬は1.01%(税抜)。分配頻度は年1回。
ピクテ投信投資顧問
なお、ピクテ投信投資顧問株式会社は、1805年にスイスで創業した富裕層を対象としたプライベートバンクを母体とする運用会社で、日本には、1986年に進出しました。
ピクテ投信投資顧問の旗艦ファンドと呼べるのが、約1兆1,100億円の純資産総額(2020年1月末現在)を誇り、2,000本を超える追加型株式投資信託(除くETF)の中で純資産総額第1位に位置する「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」です。同ファンドは、主に世界の高配当利回りの公益株に投資するファンドとして、2005年2月28日に設定された毎月分配型のファンドです。主に海外の株式に投資しますが、為替ヘッジは行われないタイプのファンドです。