有価証券届出書とは
有価証券届出書は、有価証券(株式や債券、投資信託等)を発行する際に、金融商品取引法よって発行者が金融当局に提出しなければならないと定められている書類のことです。有価証券届出書を提出せずに有価証券の募集を行うことは法律で禁止されています。
有価証券届出書には、発行する会社の営業状況や事業の内容および有価証券の発行条件などが定型に基づいて記載されており、数十ページ、時には数百ページにも及ぶ書類です。
投資信託にかかる有価証券届出書は、発行時だけでなく、内容の変更時にも提出しなければなりません。更に、定期的にも届出をしなければならず、その都度それにあわせて投資家に提供される目論見書等も改訂されます。
有価証券届出書はどこで入手できるか
有価証券届出書は公衆縦覧されており、財務省の関東財務局で閲覧できます。また、オンラインでもEDINET(金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム)で公開されています。ただ、投資信託を購入するに必要な情報は、目論見書に同じ内容が転載されていますので、投資家が特に有価証券届出書そのものを見る必要はあまりありません。