自己資本比率とは
不動産投資信託において自己資本とは投資主による出資を指し、自己資本比率は、総資本に占める自己資本(投資主による出資)の割合のことです。
自己資本比率は、不動産投資信託の健全性を表す指標であり、投資尺度の一つとして利用されています。「ローン・トゥ・バリュー・レシオ」とはちょうど反対の性質を持つ指標で、この値が大きいほど、負債に対する依存が低く、リスクもリターンも安定的になると考えられています。
自己資本比率の例
現在上場している不動産投資信託の自己資本比率を見ると、例えば、日本ビルファンド投資法人(8951)が平成29年6月期現在52.4%、オリックス不動産投資法人(8954)が2017年8月期現在で50.9%、野村マスターファンド投資法人(3462)が平成29年8月期現在50.8%など、50%前後の投資法人が多いようです。
自己資本比率は、各投資法人のホームページの主要財務指標のセクションや決算短信、有価証券報告書などに記載されていますので、購入の前にチェックしてみるとよいでしょう。