投資信託振替制度とは
投資信託振替制度は、投資信託の受益権の管理を、証券保管振替機構や証券会社、銀行等の金融機関に開設されたコンピューターシステム上の口座(振替口座簿)において、電子的に行なう制度で、2007年1月4日にスタートしました。投資信託の電子化と呼ばれています。
投資信託振替制度のメリット
メリットとしては、①ペーパーレス化により、受益証券の発行・管理等に係るコストや損失・盗難・偽造などのリスクの削減、②ファンドの設定日に権利が記録され、権利の所在の明確化が迅速化されることなどが挙げられています。
投資信託振替制度の対象となるのは、「投資信託及び投資法人に関する法律」で規定される委託者指図型投資信託です。これは、一般の契約型の投資信託のことで、上場投資信託(ETF)については、株式等振替制度の対象となっています。