バランスファンドとは
株式と債券の両方に投資するタイプの投資信託をバランスファンド、あるいはバランス型投資信託といいます。
2009年1月に投資信託協会による商品分類が改正されるまで同協会が採用していた投資信託の商品分類では、バランス型は「約款上の株式組入限度が70%未満のファンドで、株式・公社債等のバランス運用、或いは公社債中心の運用を行なうもの」と定義されていました。
投資対象は国内・外国を問いません。つまり同じバランス型ファンドでも、日本の債券と株式に投資するものもあれば、米国の債券と株式に投資するものや世界中の株式と債券に分散投資するグローバル・バランス・ファンドと呼ばれる投資信託もあります。また、株式と債券の組入比率もファンドにより大きく異なります。
バランスファンドの分類
バランスファンドは公社債中心に運用されている場合でも、分類上は「公社債投資信託」ではなく「株式投資信託」になります。これは、株式が少しでも組入れられている投資信託、あるいは約款上株式を組入れてもよいことになっている投資信託は全て「株式投資信託」に分類されるためです。
バランスファンドのパフォーマンス
株価上昇局面においては、バランス・ファンドのパフォーマンスは株式にのみ投資するファンドほど好調とはなりませんが、株式市場の下落局面においては、株式投資からの損失が債券投資により相殺されることで、株式ファンドよりも好調に推移する傾向にあると言われています。