グローバル・バランス・ファンドってどんなファンド?


グローバル・バランス・ファンド

世界各国の市場に分散投資するタイプの投資信託を一般に「グローバル・ファンド」と呼びます。英語のグローバル(global)というのは「全世界の、地球の、全地球的な、世界的」という意味です。

「グローバル・ファンド」の中でも様々な国の株式市場に分散投資するファンドを「グローバル・エクイティ・ファンド」、世界中の債券に分散投資するファンドを「グローバル・ボンド・ファンド」と呼び、世界中の株式と債券の両方に分散投資するタイプのファンドを「グローバル・バランス・ファンド」あるいは「グローバル・バランス」と呼びます。英語では「balanced funds」と言います。なお、最近ではバランスファンドのことを「アロケーションファンド」や「アセットアロケーションファンド」と呼ぶことが多くなりました。

グローバル・バランス・ファンド

様々なグローバル・バランス・ファンド

「グローバル・バランス・ファンド」と言っても、実際に投資する国、国別の投資割合、あるいは株式と債券の投資割合はファンドにより大きく異なります。先進国の市場だけを投資対象としているグローバル・バランス・ファンドもあれば、発展途上国の市場を含めて分散投資しているグローバル・バランス・ファンドもあります。また、株式への投資割合の方が大きいファンドもあれば、債券への投資割合の方が大きいファンドもあります。更に、市場の見通しにより、投資割合を変動させるタイプのファンドもあります。

グローバル・バランス・ファンドは、一つの国の株式市場や債券市場だけに投資するファンドや世界中の株式市場に投資するファンド、あるいは世界中の債券市場だけに投資するファンドより、更に分散が図られおり、よりリスクが低減されると考えられています。ただし、海外の株式や債券に投資しますので、為替相場の変動の影響を受けます。