グロース型ファンドとは
グロース型ファンド(グロース・ファンド)とは、これまで高い収益成長を遂げてきており、今後も市場平均よりも高い収益成長が続くと期待される企業の株式に投資するファンドのことです。このような銘柄を成長株(グロース株)と呼ぶことから、成長株ファンドとも呼ばれます。なお、グロースは成長を意味する英語のgrowthのことです。
高い成長を遂げている企業の株価は、長期的に市場全体よりも高いパフォーマンスを示すという考え方を基本としています。そこで、ファンドマネージャーは、収益の成長性という切り口で企業を評価して、ファンドに組み入れる銘柄を選択します。このような投資スタイルをグロース・スタイルとも呼びます。
グロース・スタイルを採用しているファンドでも、目論見書に「グロース・スタイルを採用しています」と明記しているとは限りません。しかし、ファンドがグロース・スタイルを採用しているかどうかを知るためのヒントは目論見書の中にありますので、運用方針のセクション等を注意して読んでみましょう。
目論見書におけるグロース型ファンドの運用方針等の記載例
- 日本の経済構造改革が進展する過程で、その利益成長が日本経済全体の成長速度を上回ることが見込まれる成長株に厳選投資します。
- 21世紀において大きな成長が期待される銘柄を中心に投資します。
- 株式への投資にあたっては、日本の株式の中から、企業の収益性や成長性を重視して選定した銘柄に投資します。
- 21世紀に成長が期待できる銘柄をボトムアップアプローチにより厳選します。