クオンツ・ファンドとは?


クオンツ・ファンドとは

クオンツ・ファンドとは、定量分析を基本として運用を行なう投資信託のことです。定量分析とは数字で現れるデータの分析のことです。定量分析のことを英語で「quantitative analysis」と言うため、定量分析を基本とするファンドを総じてクオンツ・ファンドと呼びます。

一般に定量分析、そしてクオンツ・ファンドの運用にはコンピューターが利用されます。投資判断を人が行なうのではなく、コンピューターが行なうわけです。投資信託の運用に使われているコンピューターモデル(プログラム)は多くの場合において、各運用会社が独自に開発したものが利用されます。

例えば、「ニッセイアクティブクオンツ」や「ニッセイクオンツグロース」の目論見書を見ると、これらのファンドではニッセイアセットマネジメントが独自に開発した「ファクター・ティルト・モデル」というモデルが利用されています。  (両ファンドは、既に償還しています。)

コンピューター・モデルによる運用が開始されると、様々なデータがコンピューターに入力され、モデルがファンドに適した銘柄を選別します。運用が開始されてからもプログラムに改良が加えられることもあります。

 

クオンツ・ファンドの例

ファンド名 投資対象 運用会社
日興クオンツ・アクティブ・ジャパン 日本の株式 日興アセットマネジメント
朝日ライフ クオンツ 日本株オープン 日本の株式 朝日ライフアセットマネジメント
年金積立 クオンツ・アクティブ・ジャパン 日本の株式 日興アセットマネジメント