証券投資法人とは?


投資法人とは

投資信託は設立形態の違いにより「会社型」と「契約型」があり、この会社型の投資信託のことを投資法人と呼びます。会社型の投資信託では、投資法人を設立し、その投資法人が発行する投資口を投資家が購入するという形式をとります。投資法人は投資・運用を行なうことだけを目的に設立される法人で、それ以外の業務等を行なうことはありません。東京証券取引所に上場されている不動産投資信託(J-REIT)、大阪証券取引所に上場していたベンチャーファンドなどが会社型の投資信託(=投資法人)です。

 

証券投資法人とは

証券投資法人とは、この投資法人のうち、集めた資金を主に有価証券への投資によって運用し、その結果得られた収益を投資家に分配するという仕組みのものです。

証券投資法人

 

2012年11月末には、2本の公募の証券投資法人「ベンチャービジネス証券投資法人」と「ベンチャー・リヴァイタライズ証券投資法人」が大阪証券取引所に上場していましたが、両ファンドともすでに上場廃止となっています。

ベンチャービジネス証券投資法人(銘柄コード:8720)は、投資事業有限責任組合契約に関する法律に基づく有限責任組合員の出資の持分を含めた未公開企業の発行する株式等および金融商品取引所上場後5年以内の株式等への投資額を運用資産の70%以上とし、かつ、未公開株式等への投資額を株式等投資額の50%以上とすることを基本投資配分とするファンドで、2002年1月15日に上場しました。しかし、2015年1月27日に上場廃止となりました。

ベンチャー・リヴァイタライズ証券投資法人(銘柄コード:8721)も、投資事業有限責任組合の出資持分への投資を含め、国内の未公開企業(民事再生法或いは会社更生法等の適用などにより未公開となった企業を含む)の発行する株式等および金融商品取引所で取引されている株式の発行会社のもので、上場後5年以内の株式等への投資額の合計が純資産額の70%以上となり、かつ、未公開株式等への投資額が株式等投資額の50%以上とすることを基本投資配分とするファンドで、2004年3月26日に大阪証券取引所のベンチャーファンド市場に上場しました。しかし、2017年7月26日に上場廃止となり2017年7月30日に解散しています。

 

証券投資法人の純資産総額