割安株ファンドとは
株式を投資対象とするファンドの中で、特に割安株を中心に投資するファンドを「割安株ファンド」と呼びます。割安株をバリュー株と呼ぶことから、割安株ファンドはバリュー株ファンドとも呼ばれます。投資信託協会の商品分類に「割安株ファンド」という正式分類があるわけではありません。
割安株の判断
ある銘柄が割安かどうかを判断するためには、様々な投資尺度が利用されます。この投資尺度を利用して各銘柄を評価した場合に、割安と評価される銘柄や、過去の株価水準と比較して現在の株価水準が割安と判断される株式です。この時使われる投資尺度はファンドによって異なりますが、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)などが一般的です。
PBR(株価純資産倍率)とは、株価がその会社の1株当り純資産の何倍まで買われているかを示す投資尺度の1つです。株価を1株当り純資産で除して算出されますが、一般的にはPBRが低ければ株価が割安であるといわれます。純資産というのは、会社の貸借対照表上の資産総額から負債総額を控除した残りの額のことです。
一方、株価水準が低位にある株式を中心に投資するタイプのファンドを低位株ファンドと呼ぶことがありますが、この場合は、同じ業種の株価を比較して、株価水準が低いものに投資します。
割安株ファンドの例
- 野村日本割安低位株オープン(野村アセットマネジメント)
- 割安株ジャパン・オープン(三菱UFJ国際投信)
- フィデリティ世界割安有望株ファンド(フィデリティ投信)
- DIAM割安日本株ファンド(アセットマネジメントOne)
- 日本割安株オープン(三井住友DSアセットマネジメント)
- SBI米国中小型割安株ファンド(愛称:USリバイブ)(SBIアセットマネジメント)