「心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ。」
これは、マックス・ギュンターの「マネーの公理」の一文です。「心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ。」はマネーの公理の第一の公理と呼ばれるものです。
投資をしていると、心配で夜も眠れない・・・という人は、リスクの取り過ぎかもしれませんし、何か無謀な方法で投資をしているのかもしれません。こういう投資はもちろん止めなければいけません。しかし、リスクのない投資など存在しないことを考えれば、自分の許容範囲のリスクをとって、心の中に多少の心配の種を持っていることは、病気でも何でもなく、健全なことだというのです。一方で、投資をしていて、市場がどう動こうが全く心配にならないという人は、自分のリスク許容度を大きく下回るリスクしかとっていないも言えます。
投資の前に十分な準備をして、自分が納得したところで、許容範囲に合った投資をする。リスクはとるけど無理をしないといった等身大の投資を心がけたいものです。