異なる通貨を交換するときの交換比率を外国為替相場という
異なる通貨を交換する際の交換比率を外国為替相場(レート)といいます。1ドル=120円、1ドル=1・6マルクなどと表示されているのを、どこかで見たり聞いたりしているでしょう。これが、外国為替相場です。
しかし、ひとくちに外国為替相場(レート)といっても、さまざまな種類があります。個人が銀行に行って、トラベラーズ・チェックを発行してもらうレート、現金に交換してもらうレート、銀行間で取引しているレート(これが卸売の値段のようなもの)などです。そのなかでも、基本は銀行間で取引しているレートと考えてよいでしょう。 レートの建て方、表示方法には2通りあります。
- 邦貨(自国通貨)建て……外貨を自国の通貨で表示する方法です。たとえば、1ドル・○○円と表示します。
- 外貨(外国通貨)建て……自国の通貨が外貨でいくらかを表示する方法です。たとえば、1円・○○ドル(100円=○○ドル)と表示します。 日本では邦貨(自国通貨)建ての方法をとっていますが、諸外国では外貨(外国通貨)建てで表示されているところもあります。