円の需給はどのように決まるのだろう
円相場は需要と供給で決まる。 需要と供給は国家間の収支で決まる。 日本は、1年間で11・4兆円、1カ月当たり9500億円の経常収支の黒字(平成9年ベース。平成10年は8月までで10・1兆円、1カ月当たり1兆2600億円) …
立正大学の経済学部の林康史教授のコーナーです。
円相場は需要と供給で決まる。 需要と供給は国家間の収支で決まる。 日本は、1年間で11・4兆円、1カ月当たり9500億円の経常収支の黒字(平成9年ベース。平成10年は8月までで10・1兆円、1カ月当たり1兆2600億円) …
今回は「意思決定」についてお話しをします。相場はその都度、その都度意思決定をしていく上に成り立っていきます。 意思決定というのは他の参加者がどうするか、そしてそれにどう順応していくかが一つの重要なポイントです。もう一つの …
引き続きミクロの面についてです。 アメリカの心理学者フェスティンガーは、1950年代に認知的不協和ということを言っています。これはいやなものは受け付けたくないという心理が人間には働くのだと言うことです。へビースモーカーは …
次はミクロ的な意味についてです。パレートの法則(8割2割)は述べましたが、10の相場要因の中からそのうちの2つの要因を押さえことによって相場の8割が理解できるという話でした。予測をしていく時の大事なポイントとしてマーケッ …
さて、予測するときにいろいろな技法がありますが、その一つにデルファイ法というのがあります。デルファイあるいはデルフィーはギリシャの神殿の女神の名前なのだそうです。要するに将来を占うという神官の意味なのだそうですが、その名 …
『相場のこころ』というテーマで、簡単に相場についてお話をしようと思っています。これは私の翻訳本のタイトルでもあるのですが、ココロという単語について、文字通り「心」という意味ともう一つカンドコロという意味を持たせたつもりです。
すなわち、『相場のこころ』で私がお話ししたいことは、相場の心理的な側面ともう一つ、相場をしていく上でのコツとかカンドコロという問題です。
外国為替相場の第一人者であり、関連著書の豊富な林康史氏の著書「外国為替のしくみ・読み方」(大和出版1998年12月10日)を著者の了解を得て掲載しています。