サクソバンク、「2014年第1四半期マーケットインサイト」を発表


デリバティブ取引の世界的大手であるサクソバンク(Saxo Bank A/S、デンマーク)の100%子会社であるサクソバンクFX証券は、2014年第1四半期の市場動向についてサクソバンクの市場分析チームが執筆したレポート「マーケットインサイト」の邦訳版を発表した。

各レポートはこちらからダウンロード可能(無料)。

「2014年第1四半期マーケットインサイト」は、各分野の専門家が執筆した5編のレポートから構成されている。各レポートの要約は下記のとおり。

トップストーリー(スティーン・ヤコブセン)

昨今の世界金融危機により減速した世界経済を下支えしてきたアジアの新興国は、2014年には世界で最も景気が低迷する地域となる見込みです。しかし、落胆する必要はありません。この景気低迷を機にアジアの新興国で起こる構造改革は、世界金融危機の終わりを意味するからです。

■マクロ経済編(マッス・コフォーズ)

アメリカは回復した住宅市場を背景に世界経済を牽引するでしょう。一方、フランスへの投資は控えたほうが賢明です。

■FX編(ジョン・ハーディ)

米量的緩和縮小(テーパリング)の開始時期は、昨年12月に開催されたFOMCで方向性が示されました。ヨーロッパでは、ECBが自身のバランスシートを拡大する政策を講じなければ、周縁国からの強い反発を招くことになるかもしれません。

■株式市場編(ピーター・ガーンリュー)

「株式市場はバブルだ」という意見に注意を払う必要はありません。あなたが資産を増やしたいのであれば、最大のリスクは株式に投資しないということです。

■商品市場編(オーレ・ハンセン)

商品市場では、供給過剰という現象が隅々まで行渡ってしまったようです。世界経済が持続可能な成長を達成できなければ、商品市場は価格下落の圧力を受け続けるでしょう。

【サクソバンク(Saxo Bank A/S)について】

サクソバンク(Saxo Bank A/S)は、デンマーク金融監督庁の許可を受けた、オンライン取引を専門とした銀行。外国為替(FX)、CFDs、ETFs、株式、先物、オプションなどの多岐にわたるデリバティブ商品を、数々の受賞暦を誇る3つの取引プラットフォームとAPIを通じて提供している。サクソバンクはインターバンク市場を形成する主要銀行(Tier 1 Banks)および世界中の80カ所以上の取引所から流動性を確保しており、リアルタイムでのプライス配信、正確な約定、そして競争力のあるスプレッドを提供している。サクソバンク・グループは本社をデンマークに置き、日本、イギリス、イタリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スペイン、フランス、ウクライナ、チェコ共和国、アラブ首長国連邦、インド、オーストラリア、シンガポールで業務を展開している。

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