ステート・ストリート、 投資家の選択肢を拡充するべくSPDRポートフォリオETFシリーズを改良


ステート・ストリート・コーポレーション(本社: 米ボストン)の資産運用部門であり、ETF の 先駆者であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、2020年1月24日(米国東部時間)、低コストの SPDR®ポートフォ リオ ETF シリーズにおいて、合計で 113 億米ドル 1 の資産総額を有する4 銘柄の対象指数の変更を発表した。

この指数変更は、コスト効果の高い方法で米国株式市場の各セグメントを対象とする、より階層的な ETF ツールキットの 提供に対する需要に応えようとするもの。新たに位置付けられたファンド群には、広範な市場エクスポージャーを嗜好する投資家向けに、S&P コンポジット 1500 指数に連動する現時点で唯一の ETF が含まれている。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ SPDR ビジネスのグローバル責任者を務めるロリー・トビン氏は次のように述べて いる。

我々の目標は、目的を持った商品を提供することです。投資家が目標とする投資成果を達成するためのポートフォリオを構築 する際に有効活用できるよう、ETF の形で低コストかつ正確な一連のエクスポージャーを提供します。投資家には、世界中で12.5 兆米ドル 2 を超える資産が連動対象としている S&P 指数をベンチマークとする強い需要があります。現時点で SPDR は、S&P 500®指数、S&P 中型株 400 指数、S&P 小型株 600 指数ならびに S&P コンポジット 1500 指数、さらには S&P 500®のグロース、バリューおよび配当のスタイル別エクスポージャーにまで及ぶ、S&P 指数に連動する低コスト ETF の完全な商 品群を提供する唯一の ETF プロバイダーです。

 

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ SPDR米州ディストリビューション責任者であるスー・トンプソン氏は次のとおりコメ ントしている。

約 27 年前、我々は SPY、すなわち SPDR® S&P 500® ETF を設定しました。これは ETF による投資革命を引き起こす 革新となりました。この度、我々は、総経費率が 3 ベーシス・ポイントで S&P 500®指数に連動する ETF を含め、業界で最も 低コストのグループに位置付けられるファンドを提供し、投資の民主化を進める歴史を継続しています。総合的に捉えると、 我々の S&P 指数に連動する商品群は、業界をリードする水準の流動性による柔軟性を評価する投資家のみならず、“バイ・ アンド・ホールド”型の投資家の要求も満たすように設計されています。つまり我々は、投資家がどちらの特性を評価しようとも、 その潜在的なニーズに合った S&P 指数に連動する一連の ETF を展開しているのです。

以下に示す ETF 名称および対象指数の変更は、2020年1月24日(米国東部時間)の市場開始時から有効となる。

SPDR® ポートフォリオETFシリーズの展開は2017年に始まり、低コストETFにおけるより多くの選択肢を投資家に提供するべく設計された。同シリーズは、広範囲のコア株式やコア債券の資産クラスへ低コストでのアクセスを提供する 22 銘柄のSPDR ETF で構成され、投資家から幅広く受け入れられている。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズによると、わずか 2 年余りで 400 億米ドル近い資産が加わり、SPDR® ポートフォリオ ETF シリーズ全体での資産総額は、現時点で 577 億米ドル 3 に達する。今回の変更により、SPDR® ポートフォリオETFシリーズの低コスト株式ETF11銘柄のうち9銘柄はS&P指数をベンチマークとすることになり、同シリーズにおけるメソドロジーや市場カバレッジの観点でより高い一貫性をもたらし、投資家のポートフォリオ構築を容易にする。

また上記の変更に加え、1 月 24 日(米国東部時間)を発効日として「SPDR® S&P® 600 Small Cap ETF」(ティッカ ー:SLY)に係るフィーが任意で 0.10%低減され、同ETF の経費率は従前の 0.15%から 0.05%に引き下げられている。 (注:同ETF については、現時点で日本国内での募集の取扱い等に係る金融庁への届出等はされていない。)

脚注

  1. 出所:ブルームバーグ・ファイナンス L.P.(2019 年 12 月 31 日時点)
  2. 出所:S&P Dow Jones Indices Annual Survey of Assets 2018
  3. 出所:ブルームバーグ・ファイナンス L.P.(2019 年 12 月 31 日時点)