松井証券は、 2018年3月下旬(予定)より、 個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の取扱いを開始する。
「iDeCo」は、 個人加入者が掛金を積み立て、 運用し、 その成果に応じて原則60歳以降に給付金を受け取る確定拠出型の年金制度。 同制度の加入者は掛金の拠出、 運用益、 そして給付金の受け取りの3段階で、 税制上の優遇措置を受けることができる。 2017年1月に実施された制度改正により対象者が拡大し、 自営業者や会社員に加えて、 公務員や専業主婦(主夫)等が利用可能となったことから、 利用者の増加が期待されている。
松井証券は、 2016年11月より約20年ぶりに投信の取扱いを開始した。 また、 2017年6月には『お客様本位の業務運営を実現するための方針』の策定に合わせ、 『投資信託の販売に係る基本方針』を公表し、 次の販売方針を掲げている。
- 販売手数料は徴収しない(※1)
- 商品の仕組みが複雑な投資信託は取り扱わない
上記方針のもと、 長期的な資産形成に取り組む投資家層に向けて、 信託報酬の低いノーロードのインデックス型投信を取り揃え、 また最低投資金額を100円とするなど、 少額からの積立・分散投資をサポートしている。
「iDeCo」は、 個人による長期・積立・分散投資を促進する制度であり、 その趣旨は同社の方針と合致しております。 松井証券は、 個人の資産形成に資するサービスの一つとして、 同制度の利用を後押ししていきたいと考えており、 同社が受け取る運営管理手数料を0円(※2)とする。 松井証券は、「 今後も個人投資家の利益に資するサービスの拡充に努めてまいります」とコメントしている。
※1 ブルベア型投信を除く
※2 別途、 国民年金基金連合会等へ支払う各社共通の費用が発生する
【松井証券の「iDeCo」運用商品(予定)】