モーニングスター株式会社は、評価対象としている国内の追加型株式投資信託約3800本の中から、独自の定量分析、定性分析に基づき、2011年の運用成績が総合的に優秀であると判断されたファンドを「Morningstar Award “Fund of the Year 2011″ (ファンド オブ ザ イヤー 2011)に選定し、発表した。ファンド オブ ザ イヤーは、1999年度から数えて今回が13回目の発表。
モーニングスターは、年々多様化する投資信託の実態を鑑み、2011年、投資信託の分類方法を変更した。それに伴い、「Fund of the Year 2011」においては、対象部門を見直し、国際債券型部門を為替ヘッジなしと為替ヘッジあり部門に分離した。また、近年、新規設定ファンドが一段と増加傾向にある状況を踏まえて、設定から1年未満のファンドについても、償還期限の有無、信託報酬等のコストなどを総合的に考慮し、長期投資に適したファンドについては、特別賞としてルーキーファンド賞を新設した。
その結果、国内株式型(対象ファンド数:683本)、国内債券型(同:104本)、国際株式型(同:779本)、国際債券型(為替ヘッジなし(同:402本)、国際債券型(為替ヘッジあり)(同:96本)、高利回り債券型(同:453本)、オルタナティブ型(同:320本)、バランス型(同:547本)の8部門と特別賞のルーキーファンド賞(同:402本)にて「Fund of the Year 2011」の発表を行なった。
モーニングスターでは、各ファンドをより詳細に分類した「類似ファンド分類」を導入しているが、定量評価においては、類似ファンド分類ないでの相対パフォーマンスだけでなく、長期的な運用成績を重視している。また、定性評価においては、モーニングスター独自のアンケート調査やファンドマネージャーとの面談などを通じて採点を行ない、最終的に、最優秀ファンド賞(8本:各部門ごとに1本)と優秀ファンド賞(17本)、ルーキーファンド賞(3本)、合計28本を選定した。
<国内株式型 部門>
最優秀賞
- JF ザ・ジャパン
優秀賞
- 三菱UFJ グローバルイノベーション(愛称:ニュートン)
- ストラテジック・バリュー・オープン(愛称:真値論)
<国内債券型 部門>
最優秀賞
- DIAM 毎月分配債券ファンド(愛称:円パワーズ)
優秀賞
<国際株式型 部門>
最優秀賞
- DIAM世界好配当株オープン(毎月決算コース)
優秀賞
- アメリカン・ドリーム・ファンド
- PCA インドネシア株式オープン
<国際債券型(為替ヘッジなし) 部門>
最優秀賞
- 三菱UFJ グローバル・ボンド・オープン(毎月決算型) (愛称:花こよみ)
優秀賞
- BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド (愛称:ウィンドミル)
- 三菱UFJ 豪ドル債券インカムオープン (愛称:夢実月)
<国際債券型(為替ヘッジあり) 部門>
最優秀賞
- フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンドAコース(為替ヘッジ付き)
優秀賞
- DWS グローバル公益債券ファンド(毎月分配型)Aコース(為替ヘッジあり)
- 円・世界優良国債券ファンド(愛称:円セレクト)
<高利回り債券型 部門>
最優秀賞
- JPM資源国債券ファンド
優秀賞
- 野村新興国債券投信Aコース(毎月分配型)
- フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド
- エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)為替ヘッジあり
<オルタナティブ型 部門>
最優秀賞
- ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)
優秀賞
- フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)
<バランス型 部門>
最優秀賞
- 野村 世界6資産分散投信(安定コース)
優秀賞
- 世界三資産バランスファンド(毎月分配型) (愛称:セッション)
- DIAM世界インカム・オープン(毎月決算コース) (愛称:世界三重奏)
<ルーキーファンド賞>
- ステート・ストリートUSハイ・イールド債券オープン
- eMAXIS バランス(8資産均等型)
- ネット証券専用ファンドシリーズ アジア新興国株式インデックス
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