「シノケンリート投資法人」、東京証券取引所への上場承認


株式会社シノケングループの連結子会社である株式会社シノケンアセットマネジメントが資産の運用を受託する「シノケンリート投資法人」は、2022年2月2日、東京証券取引所より、投資口の東京証券取引所不動産投資信託証券市場への上場について承認を得た。上場予定日は2022年3月8日、銘柄コードは2996。

シノケンリート投資法人

 
シノケングループは、 2018年8月8日にREITの組成・上場に向けた準備に着手することを公表して以降、 国土交通大臣より宅地建物取引業法に規定される取引一任代理等の認可取得(2019年10月18日付)、 金融商品取引法に規定される投資運用業の関東財務局への登録完了(2020年1月15日付)、 東京 23 区に所在する賃貸住宅不動産を主な投資対象とした 私募REIT 組成(2020年7月31日)と、 東京証券取引所へのREIT上場に向けた準備を進めてきた。シノケングループは、「今般の東京証券取引所への上場実現により、 幅広い投資家の方々にシノケンの賃貸住宅不動産に投資していただける機会をご提供できることとなります」と述べている。

シノケングループによると、シノケンリート投資法人は、 「都心における多様性あふれる人々の住環境整備」を理念とし、 今後も持続的な成長が見込まれる「東京23区」に所在する賃貸住宅に限定して投資する、 「将来性」と「安定性」を兼ね備えた「住宅特化型」リート。 都心における広範な住宅需要の取り込みを企図し、 底堅い需要のある単身者向けを中心に、 低~中価格の賃料帯(注1)で、 主に学生や若手社会人向けの「ミニレジ(注2)」と、 中~高価格の賃料帯(注1)で、 主に社会人向けの「レジデンス(注2)」にバランスよく投資を行うことを投資コンセプトとしている。 シノケンリート投資法人は、 上場時において、 東京23区に所在する賃貸住宅のみに投資する、 J-REIT史上初(日本初)の東京23区限定住宅特化型リートとなる。

シノケンリート投資法人の投資対象

(注1)シノケンリート投資法人は、 本投資法人が主に投資対象とする物件が東京23区内の単身者向け賃貸住宅であることを踏まえ、 低価格の賃料帯を共益費込月額賃料6万円以下と、 中価格の賃料帯を共益費込月額賃料6万円超8万円以下と、 高価格の賃料帯を共益費込月額賃料8万円超と、 本投資法人として独自にそれぞれ定義している。

(注2)「ミニレジ」とは、 原則として、 登記簿上の建物の階数が3階以下かつ建物の延床面積が300平方メートル 未満の賃貸住宅をいいます。 「レジデンス」とは、 登記簿上の建物の階数が4階以上又は建物の延床面積が300平方メートル 以上の賃貸住宅をいう。

 

シノケングループは次のように述べている。

当社グループは、 「世界中のあらゆる世代のライフサポートカンパニー」というビジョンのもと、 国内外の都市圏に所在する賃貸住宅に特化して、 包括的なサービスを提供してまいりました。 当社グループは、 これまで培った賃貸住宅に係る高い専門性を含む総合力を最大限に活かして、 主として都心に在住の学生・社会人向けに、 各ライフステージにおける快適な住空間を提供することを通じて、 不動産投資市場のさらなる成長ひいては豊かな社会づくりに貢献するとともに、 本投資法人の安定した運用及び継続的な成長に寄与してまいります。

本投資法人への関与は、 当社グループの事業ポートフォリオをより強固なものとし、 当社の更なる企業価値向上にもつながるものであり、 上場後も利益相反取引の防止に十分配慮しながら、 本投資法人の投資価値向上に向けて、 サポートしてまいります。