日本経済新聞社は、東京証券取引所に上場する主要な半導体関連銘柄で構成する「日経半導体株指数」の算出・公表を2024年3月25日に開始する。
日本経済新聞社によると、半導体は近年、日本の株式市場を大きく左右する重要なテーマとなっている。戦略的資源としての認識の高まりから各国・地域の政府は自国の半導体製造に関する政策を打ち出している。日本においても政府の支援策を背景に半導体業界の動向に注目が集まっている。日本の半導体は、製造装置や素材の分野で高いシェアを誇り、パワー半導体やイメージセンサーの領域でも成長が期待されている。同社は、このような状況をふまえ、日本の半導体関連銘柄の値動きを表す指数を開発した。東京証券取引所に上場する半導体関連銘柄のうち、時価総額が大きい30銘柄で構成する。素材関連の銘柄も対象とし、より業界の動向を表すようにした。
「日経半導体株指数」の主な特徴
- 東京証券取引所上場銘柄が対象
- 日経NEEDS業種分類で半導体関連業種に属している銘柄
- 年1回、定期見直しを実施し11月末に銘柄入れ替え
- 時価総額ウエート方式で算出(日次終値ベースで算出)、各銘柄のウエート上限は15%、半導体関連事業が主力事業でない場合は5%
- 2011年11月末を基点(1,000)として遡及算出
「日経半導体株指数」過去分の指数値(試算値)
※日経平均(TR、トータルリターン)は基点日(2011年11月末)の値を1,000として指数化
「日経半導体株指数」構成銘柄一覧
※ 算出・公表開始時点の銘柄(予定)、証券コード順