野村アセットマネジメントは、ロシア株式の取引きを行なうことが困難となっているため、「NEXT FUNDS ロシ ア株式指数・RTS 連動型上場投信」(銘柄コード:1324)につ いて、2022年2月25日の申込分より一時的に設定および解約の申込の受付を停止すると同日に発表した。
また、同ETF における一口あたりの純資産額と市場価格との間に重要な乖離のおそれが発生していることとも発表した。
<対象 ETF(括弧内は銘柄コード)>
NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS 連動型上場投信(1324)
<設定・解約の停止の内容>
2022年2月24日に引き続き、2022年2月25日以降の申込に関しても、同ETF の設定および解約の申込の受付を停止する。
- 設定および解約の申込の受付の再開は現時点では未定。
- 設定および解約の申込の受付の再開については改めて発表。
野村アセットマネジメントは、この設定・解約の停止等による影響について、次のように述べている。
東京証券取引所における当 ETF の売買は、通常通り行われる予定です。ただし、新規設定の停止により、当ETF の東京証券取引所における市場価格と基準価額(一口あたりの純資産額)が乖離する可能性があります。当ETF を売買する際には、基準価額と市場価格の乖離に十分にご注意下さい。
また、信託財産に組み入れている銘柄の調整売買ができなくなる場合は、基準価額と対象指数との連動性が低下する場合があります。
なお、基準価額は野村アセットマネジメントのウェブサイトにおいて、毎営業日公表されている。
また、野村アセットマネジメントは「投資判断上ご留意頂きたい点」として次のように述べている。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、現地 2 月 24 日にロシア株式市場が大幅安となり、「RTS 指数(ドル建て)」が前日比で 38.3%下落しました。当ETF は「RTS 指数(円換 算)」を対象指数としており、当ETF の本日の基準価額も大きく下落する見込みとなっています。
今後も、ウクライナ情勢の先行きの見通しが極めて不透明であるため、基準価額や東京証券 取引所における市場価格も値動きが荒くなる可能性があります。
また、一般的に、市場価格は、取引所における売買を通じて基準価額に収れんしていく傾向 がありますが、当 ETF に関しては、需給の影響によって市場価格と一口あたりの純資産額との 間に乖離のおそれが発生していると考えられます。
投資家の皆様におかれましては、以上ご留意の上ご投資いただきますよう何卒よろしくお願 い申し上げます。