三井住友DSアセットマネジメントは、 2050年までの温室効果ガス(以下、 「GHG」)排出量実質ゼロの達成に向けた国際社会の取り組みに賛同し、 同目標の実現を目指すグローバルな資産運用会社によるイニシアティブであるNet Zero Asset Managers Initiativeに加盟している。同社は、 Net Zero Asset Managers Initiative加盟時のコミットメントに基づきGHG排出に関する2030年中間目標を以下の通り設定したと2023年2月27日に発表した。
2030年中間目標の設定
1.対象運用資産
当社が運用する国内外の株式および事業債を対象とします(2022年3月末時点において全ての運用資産(AUM)の54%相当)。今後、国際的な基準に基づきGHG排出量計算が可能な資産のスコープ拡大に合わせて、対象運用資産を適宜拡大する方針です。
2.目標
2021年3月末における対象運用資産のカーボンフットプリント(注)を、2030年までに50%削減することを目標とします。
(注)カーボンフットプリント=運用資産金額(米ドルベース)あたりのGHG排出量 =GHG排出量÷運用資産金額
GHG排出量は当面「スコープ1+2」
3.今後の取り組み
当社は、2020年公表の「当社のESG重点テーマ」、2022年公表の「資産運用業務におけるマテリアリティ」において、気候変動を重要度が高い項目として特定し、さまざまな施策を展開しています。
エンゲージメントにおいては、気候変動に関わる重点セクターやターゲット企業を主な対象として、実質を重視した真にステークホルダーにとって価値のある対話・提言を行っています。また、議決権行使においては、対話結果をより重視したプロセスへの移行することとしており、投資先企業に対して気候変動に関する積極的な情報開示を促し、開示が不十分で改善の意思が見られない場合には取締役選任に反対を行います。
Net Zero Asset Managers Initiativeについて
Net Zero Asset Managers Initiative は2050年までのGHG排出量実質ゼロの実現を目指すグローバルな資産運用会社の取り組みとして、2020年12月に発足しました。加盟運用会社は、加盟時に以下3項並びにその他10項のコミットメントが求められます。
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