株式会社キャリアデザインセンターは、同社が運営する女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』にて、 女性746名を対象に「投資」についてアンケートを実施し、その結果を2022年3月7日に次の通り公表した。 正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、 女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、 女性の働く環境の実態を公開している。
▼詳細→https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-46/
調査結果抜粋
【 Q.1 投資したことある? 】
『女の転職type』会員に投資をしたことがあるかどうかを尋ねたところ、 「経験あり」が37.0%でした。 投資経験はないが「とても興味がある」「やや興味がある」人は合わせて42.0%で、 「あまり興味はない」「まったく興味はない」人の合計19.3%より2倍多い結果となった。
【 Q.2 これから始めたい投資は? 】
※複数回答あり
※投資に興味はない人は除く
これから始めたい投資を聞いてみると、 1位「NISA」49.3%、 2位「iDeCo」33.2%、 3位「株式」24.4%、 4位が僅差で「投資信託」23.3%だった。キャリアデザインセンターでは、 税制優遇のメリットがあるものや、 比較的リスクが少ないとされる投資への興味が高いことがわかるとしている。
【 Q.3 投資をしていない理由は? 】
※複数回答あり
※投資未経験者のみ
現在投資をしていない人に、 投資をしていない理由を聞いてみると、 1位「投資の知識がない」64.0%、 2位「何から始めていいかわからない」58.3%、 3位「損をしそうでこわい」50.4%となりました。 投資に対する知識不足や不安感から投資に踏み切れない人が多いことがわかる。
【 Q. 4 どんな 投資 してる ? 】
※複数回答あり
※現在投資をしている人のみ
現在投資をしている人に、 どんな投資をしているかを聞いてみると、 1位「NISA」56.8%、 2位「投資信託」40.2%、 3位「株式」32.4%となった。 Q.2のこれから始めたい投資で4位だった「投資信託」が2位にランクイン。 回答率も23.3%から40.2%へ倍増していることがわかる。
【 Q.5 投資を始めたきっかけは? 】
※複数回答あり
※現在投資をしている人のみ
現在投資をしている人に、 投資を始めたきっかけを聞いてみると、 1位「預金金利の低下」41.7%、 2位「家族や友人知人からの紹介」25.9%、 3位「収入の減少」となった。 その他としては、 「会社で自社株の購入を薦められた」「会社で説明会があった」などのコメントが目立った。
【Q.6 投資の目的は? 】
※複数回答あり
※現在投資をしている人のみ
現在投資をしている人に、 投資の目的を聞いてみると「老後の生活資金」66.4%が最も多い結果となった。 2位以降は、 「いざという時に使えるお金の確保」42.1%、 「生活の質を上げたい」34.7%、 「自由に使えるお金がほしい」26.3%となっており、 将来的な資産形成が主な目的であるものの、 現在の生活のゆとりのために投資をしている人が多い傾向があることがわかる。 その他のコメントとしては「子供の教育費」が多くあった。
【 Q.7 現在の個人資産はどのくらい? 】
個人の金融資産額(預貯金や投資)について聞いてみたところ、 1位「100~299万」28.3%、 2位「1~49万」19.8%、 3位「300~499万」13.3%で、 平均343万円という結果になった。 300万円以上の資産がある人は35.3%。
既婚者と未婚者で比較してみると全体的な割合は大差ないものの、 平均の資産額は既婚者451万円、 未婚者284万円と既婚者の方が多いことがわかる。 回答者のうち既婚者は40代以上が48.9%と約半数なのに対し、 未婚者は28.8%と3割程度であることから、 キャリアデザインセンターは、年齢による影響も大きいことが考えられるとしている。
【 Q.8 老後までにどの程度資産形成しておきたい? 】
※「わからない」と答えた人は除く
老後までにどの程度の資産を形成しておきたいか聞いてみると、 1位「1,000万円程度」29.5%、 2位は僅差で「2,000万円程度」26.7%、 3位「500~999万円」16.4%という結果になった。 1,000万円以上を望む人が8割程度いることから、 2019年に話題になった「老後2,000万円問題(夫65歳以上、 妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯は老後30年間で2,000万円不足するという試算)」を踏まえ、 個人としては半額となる1,000万円を1つの目安としている人が多いのかもしれない。
※「わからない」と答えた人は除く
既婚者と未婚者を比較したところ大差はなかったが、 2000万円以上の回答をする人が既婚者の方がやや多い結果となった。