日興アセット、2030年までに女性管理職比率を30%に引き上げ


日興アセットマネジメント株式会社は、女性活躍推進における取り組みをさらに加速し、2030年までに海外拠点を含む日興アセットグループ全体における女性管理職比率を30%に引き上げる目標を新たに設定したと2021年3月8日に発表した。

女性管理職比率の目標を明確化することにより、達成に向けての進捗状況の透明性を確保し、女性活躍推進の取り組みの更なる充実を図るとともに、多様性に対する社員の一層の意識向上を目指す。なお、日興アセットグループの2021年1月1日現在の女性管理職比率は18.4%。

同社によると、リーダーの地位にある女性の数が男性よりも少ないとされる金融業界において、日興アセットマネジメントはダイバーシティ&インクルージョンの推進に精力的に取り組んでおり、今回の目標値の設定は、2021年の「国際女性デー」(本日3月8日)のテーマである“Choose To Challenge”にも合致するものであるといえる。

日興アセットマネジメント代表取締役会長兼共同CEOの佐谷戸淳一氏は、次のように述べている。

日興アセットは、コアバリューの一つであるダイバーシティ&インクルージョンに対するコミットメントとして、女性の活躍推進に取り組んでまいりました。長年にわたり継続的に多様な人材を登用し、高い透明性のもとで能力や功績に基づいた採用や昇進の決定が行われていることが、女性管理職の増加につながっています。

また、コーポレート・サステナビリティ部を統括する常務執行役員のステファニー・ドゥルーズ氏は、次のように述べている。

リーダーの地位を担う女性の割合が少ないとされる金融業界において、女性はさまざまな課題に直面しています。日興アセットにおけるサステナビリティの取り組みを統括する立場として、2030年までにグループ全体で女性管理職比率30%を達成するという目標を掲げることは大きな前進だと考えます。多様な人材を擁することにより、お客様に持続可能で革新的なソリューションを提供するという使命を追求することが可能となります。また、多様性は、優れた人材を定着させ、社員のモチベーションを維持するための鍵となります。女性にとって単に仕事をするだけでなく、キャリアを構築できる環境が重要です。

日興アセットマネジメントはグローバルな資産運用会社として、以前からダイバーシティ&インクルージョンを追求し、インクルーシブ(包括的)な職場作りに継続的に取り組んできた。2018年には、国連グローバル・コンパクトと「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UN Women)」が女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則として示した「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名した。また、日興アセットマネジメントは2030年までにTOPIX100企業の全取締役会における女性の割合を30%に引き上げることを目指す「30% Club Japan Investor Group」の企業メンバーでもある。

日興アセットマネジメントのダイバーシティ&インクルージョンの取り組みの詳細について→https://sustainability.nikkoam.com/jp/diversity-inclusion