「一億人の投信大賞 2019」、入賞ファンド決定


一億人の投信大賞選定委員会は、2020年3月19日、「一億人の投信大賞 2019」の選定にて、入賞ファンドを次の表の通り決定したと発表した。

「一億人の投信大賞」選定委員会は、高橋 忠郎氏 (パワーソリューションズ 取締役副社長) 、竹川美奈子氏 (LIFE MAP,LLC 代表)、島田 知保氏 (イボットソン・アソシエイツ・ジャパン 月刊『投資信託事情』発行人・編集長)で構成されている。同選定委員会は個人の立場で投資信託による資産形成を啓蒙するために有志が集まった非営利のアワード。ウェブサイ トおよびロゴの製作はパワーソリューションズ、選定のためのデータはイボットソン・アソシエイツ・ジャパンの好意により無料で提供されている。賞に関して広告費・ロゴ使用料の受領、協賛セミナーの依頼などは一切行なっていない。詳細⇨一億人の投信大賞のホームページ

 

一億人の投信大賞とは

一億人の投信大賞選定委員会は、「一億人の投信大賞」について次のように説明している。

「一億人の投信大賞」は、 「普通の人が普通に長期投資で資産形成をする」ために使えそうな、より 良い投信探しから始まりました。

きっかけは 2013 年の夏。2014 年から NISA 制度が始まるので、メディアや金融機関では「NISA 情 報」が飛び交っていました。しかし、投資信託の主流は富裕な高齢者向けの毎月決算型や、流行のテ ーマや投資先の新商品で、資産形成層が 5 年先を見据えて商品を選ぶのが困難な状況でした。長期で 投資をしようと思っても…… 5 年経つ前に繰上償還されてしまうかもしれない。これでは普通の人が 資産形成をしたくても、どんな投信を選べばよいかわかりません。 そこで、自分たちで「普通の人が普通に長期投資で資産形成をするため」という視点で良い投信を徹底的に探してみよう! と企画し たのが「一億人の投信大賞」です。

このファンド大賞は 2013 から始まり、今回の 2019 で 7 回目を迎えました。この間、「顧客本意の業 務運営」の取り組みが金融機関で進み、2018 年 1 月からはつみたて NISA 制度も始まりました。まだ 投資に取り組んでいない人に向けて、「資産形成ツール」としての投資信託の良さをより広く発信する 環境が整ってきました。一方で、低コストのパッシブ投資万能論ばかりが声高に説かれることには、 少し違和感があります。投資とは、人それぞれのニーズや価値観、生き方を反映して取り組める、も っと自由なものだと考えているからです。

このファンド大賞には、よいアクティブ投信をみつけたいという思いもこめられています。あえて パッシブ投信と区別せずにスクリーニングを行っているのもそのためです。短期で値上がりする、大 きく儲ける、という投機的な投資は念頭にありません。預貯金だけでなく、株式や債券に少しずつお 金を振り向けて、時間をかけて資産を形成しようと思う人に、参考となるような情報を提供したいと 思っております。資産形成のための投資信託啓蒙の一助となれば幸甚です。

一億人の投信大賞2019入賞ファンド

国内株式部門

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 三井住友・配当フォーカスオープン《配当フォーカス》 三井住友DS
第2位 コドモ ファンド クローバーAM
第3位 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 東京海上アセットマネジメント

 

外国株式部門

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)《未来の世界》 AM-One
第2位 EXE-i グローバル中小型株式ファンド SBI AM
第3位 モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし) 三菱UFJ国際投信

 

外国株式(除く日本)

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 大和投信
第2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイAM
第3位 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 三井住友DS

 

外国株式(円ヘッジ)

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり) ステート・S
第2位 モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジあり) 三菱UFJ国際投信
第3位 たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> AM-One

 

新興国株式

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 エマージング株式オープン 三菱UFJ国際投信
第2位 EXE-i 新興国株式ファンド SBI AM
第3位 シュローダー・エマージング株式ファンド(1年決算型)《かぶしき花子》 シュローダー

 

国内債券

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 三井住友・日本債券インデックス・ファンド 三井住友DS
第2位 たわらノーロード 国内債券 AM-One
第3位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド ニッセイAM

 

外国債券

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 PIMCO インカム戦略ファンド<米ドルインカム>(年2回分配型) 三菱UFJ国際投信
第2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド ニッセイAM
第3位 たわらノーロード 先進国債券 AM-One

 

外国債券(円ヘッジ、部分ヘッジ)

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> AM-One
第2位 グローバル・ボンド・ポート(Cコース) AM-One
第3位 ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) ステート・S

 

新興国債券

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 エマージング・ソブリン・オープン(1年決算型) 三菱UFJ国際投信
第2位 インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券《DCインデックス海外新興国債券》 日興AM
第3位 iFree 新興国債券インデックス 大和投信

 

国内REIT

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 Jリートアクティブファンド(1年決算型) 三井住友トラスト
第2位 たわらノーロード 国内リート AM-One
第3位 SMT J-REITインデックス・オープン 三井住友トラスト

 

先進国REIT

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド ニッセイAM
第2位 たわらノーロード 先進国リート AM-One
第3位 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 三井住友DS

 

アロケーション・安定型

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)《円奏会(年1回決算型)》 東京海上AM
第2位 三井住友・DC年金バランス30(債券重点)《マイパッケージ30》 三井住友DS
第3位 ダイワ・ライフ・バランス30 大和投信

 

アロケーション・やや安定型

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 三井住友・ライフビュー・バランスファンド50(標準型) 三井住友DS
第2位 ダイワ・ライフ・バランス50 大和投信
第3位 DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) ニッセイAM

 

アロケーション・標準型

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 財産3分法ファンド (不動産・債券・株式) 資産成長型《財産3分法-資産成長型》 日興AM
第2位 SBI資産設計オープン(資産成長型)《スゴ6(資産成長型)》 三井住友トラスト
第3位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) ニッセイAM

 

アロケーション・やや積極型

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型《Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型》

野村AM

第2位 eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)《マイミッドフィルダー》 三菱UFJ国際投信
第3位 GCIエンダウメントファンド(成長型) GCI AM

 

アロケーション・積極型

順位 受賞ファンド 運用会社
第1位 iFree 8資産バランス 大和投信
第2位 eMAXIS バランス(8資産均等型) 三菱UFJ国際投信
第3位 世界経済インデックスファンド 三井住友トラスト