三井住友DSアセットマネジメント株式会社、UCITSファンドを新規設定


三井住友DSアセットマネジメント株式会社は、2024年3月22日に、同社のロンドン現地法人にてUCITS※1ファンド「SMD-AM Ares ESG Enhanced Global High Yield Bond Fund」を新規設定した。同ファンドはSFDR※2 の第8条ファンド※3としての基準を満たしており、ESGに対する国内外の投資家の意識の高まりに応えるもの。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社はアクティブ運用に注力する資産運用会社。世界の顧客のニーズに対応したプロダクト強化策の一環として、今後もUCITSの商品ラインナップを拡充する方針。

 

※1 譲渡可能証券の集団投資事業(Undertakings for Collective Investment in Transferable Securities)の略であり、欧州委員会(European Commission)が制定した指令に準拠するファンド

※2 欧州連合(EU)で2021年3月に適用が開始された、金融商品の環境・社会・ガバナンス(ESG)関連情報の開示を義務付ける、サステナブルファイナンス開示規則

※3 環境や社会的な特性を促進するファンド

 

同社グループでは2013年に、第1本目のUCITSを設定し、海外の顧客に提供してきた。これまでに日本株、中国A株などに投資するファンドを設定しており、このファンドは6本目のUCITSとなる。今後も、顧客の多様な運用ニーズに応えられるよう、UCITSの商品ラインナップを拡充していく方針。

 

今回設定した当ファンドは、主に米国および欧州のハイイールド債券に投資する。実質的な運用は、クレジット運用で世界的に定評のある米国の資産運用会社アレス・マネジメントが行い、投資対象企業に対するエンゲージメントを重視しつつ、魅力的なリターンの獲得を目指すポートフォリオを構築する。今後は、国内外の幅広い投資家への提供を目指す。

 

三井住友DSアセットマネジメントによると、同社はこれまで幅広い資産クラスにおけるアクティブ運用に注力し、高い付加価値を提供できるよう努めてきた。また、経済成長が期待できる国・地域への投資が不可欠であると考え、海外ビジネスにも注力している。2022年7月には中国に現地法人を立ち上げるなど、アジアの地に足をつけた資産運用会社として海外の顧客のニーズにも応えられるよう努めている。これからもアクティブ運用を柱として、世界各国の顧客に高品質の商品を提供できるよう事業展開を図っていく方針。

同社は、次のように述べている。

今後も経営理念として掲げる「Quality of Lifeに貢献する最高の資産運用会社へ。」の実現のため、お客さま本位の業務運営を推進するとともにサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。