日本FP協会は、人生100年時代のお金の悩みに応えるため、リタイア世代を対象にした金融経済教育用小冊子『今からはじめるリタイアメントプランニング』(50代向け)、『60代から始めるマネー&ライフプラン』(60代以上向け)について、人生100年時代におけるライフプランの考え方の追加等、一部改訂を行った。
日本FP協会によると、医療技術等の進歩にともなって平均寿命が延び、“人生100年時代”が現実味をおびてきている。昨年実施した「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」(日本FP協会、2018年10月)の中でも、「人生100年時代の不安 第1位」は「老後の生活設計」であり、4
人に3人が老後に不安を感じているという結果が出ている。
『今からはじめるリタイアメントプランニング』、『60代から始めるマネー&ライフプラン』はリタイアに向けた準備やセカンドライフの生活設計等を簡単に行えるよう、年金、資産運用、住まい、相続など必要な情報をコンパクトにまとめた小冊子。今回は新たに、「60代からの働き方や学び直し」、「効率的な資産運用と取り崩し」などの内容を追加し、人生100年時代を豊かに、お金の心配なく生きるためのライフプランの考え方について、わかりやすく説明している。また、夫:会社員・妻:専業主婦の家庭をモデルに、100歳までの貯蓄残高のシミュレーションや、100歳まで資産寿命を延ばす改善プランを紹介している。また、自身の100歳までの家計をチェックできるよう、冊子内にはキャッシュフロー表の作成方法と、書き込み式のキャッシュフロー表(折り込み付録)を用意した。
これらの冊子は、日本FP協会の取り組みのひとつであるパーソナルファイナンス教育(金融経済教育)普及活動の一環として、生活者に向けて制作されている。日本FP協会は、「自分らしく心豊かな人生100年時代を生きるためのライフプランニングに、ぜひお役立てください」と述べている。冊子は2019年3月29日より販売が開始され、日本FP協会のHP(https://ssl.store.jafp.or.jp/booklet/index.html)から購入できる。
●今からはじめるリタイアメントプランニング(50代向け) 1部400円(税込)
https://www.jafp.or.jp/personal_finance/senior/retire/
●60代から始める マネー&ライフプランニング(60代以上向け) 1部200円(税込)
https://www.jafp.or.jp/personal_finance/senior/book_senior/
※パーソナルファイナンス教育とは、人生の夢の実現をお金の面から考えていけるよう、一人ひとりの生き方にあったお金の知識や活用方法を身に付けるための教育のこと。
日本FP協会は、社会教育活動としてファイナンシャル・プランニングの普及とパーソナルファイナンス教育を推進し、社会全体の利益の増進に寄与することを目的としたNPO法人。また、パーソナルファイナンス教育の担い手となる高い能力と高い倫理観をもったファイナンシャル・プランナー(CFP・AFP 認定者)を養成している。