エイト証券及び、 エイト証券の親会社である香港の金融持株会社8Limited(8リミテッド)は、 4月上旬に資産運用会社である野村アセットマネジメント株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施し、 総額約27億円の資金調達を行う。 資金調達の内訳は、 エイト証券が約16億円、 8リミテッドが約11億円になる。
この第三者割当増資の実施によって、 野村アセットマネジメントがエイト証券の発行済み株式総数の過半数を保有することになる。 また、 野村アセットマネジメントは、 8リミテッドの少数株主となる。
8リミテッド傘下の8 Securities Limitedは、 香港のフィンテック企業として、 ロボアドバイザー・サービスや株式取引サービスを展開しており、 8グループはフィンテック分野において高い技術力を有している。
エイト証券は今回の資金調達によって、 野村アセットマネジメント及び8グループと連携して、 エイト証券がモバイル・アプリ(iOS、 Android)にて提供しているロボアドバイザー・サービスをより魅力的で付加価値の高いものとすべく取り組むとともに、 他の金融機関等を通じたサービスの提供を目指していく。 また、 エイト証券は今年秋を目途に野村アセットマネジメントのインデックスファンドの取扱いを予定しており、 同社と共にアプリ開発を含めた準備を進めていく。
エイト証券は次のようにコメントしている。
エイト証券は、 日本の長きにわたる課題である「貯蓄から資産形成へ」の動きをより一層加速させるため、 野村アセットマネジメントの運用力及び、 商品供給力と8グループが有するモバイル・アプリ開発力でアプローチをし、 幅広いお客様に投資サービスを提供していきます。