投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークス株式会社は、2022年4月1日より「ひふみ」シリーズの長期的なパフォーマンス向上を目指して運用体制を強化する。「ひふみ」シリーズの最高投資責任者(Chief Investment Officer (CIO))である藤野 英人氏は、ひふみ投信マザーファンドの運用責任者も務めていたが、「ひふみ」シリーズの運用全体の統括に注力する。そして、ひふみ投信マザーファンドについては、運用責任者に株式戦略部の佐々木 靖人氏を登用し、世界株の運用は株式戦略部の韋 珊珊(ウェイ・シャンシャン)氏が担う。
レオス・キャピタルワークスは2008年10月のひふみ投信の立ち上げ以来、ひふみ投信マザーファンドを中心とした投資信託(ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金)を展開してきた。その後、2019年10月には海外の成長株に投資するひふみワールドマザーファンドを、2020年3月には国内外の債券に投資するひふみグローバル債券マザーファンドを立ち上げ、それぞれのマザーファンドに分散投資を行なうまるごとひふみ、ひふみらいとの運用を開始した。今後、それぞれのマザーファンドにおいて運用のプロフェッショナルが責任をもって運用するとともに、藤野英人氏は、「ひふみ」シリーズの最高投資責任者(CIO)として、同社が展開する全商品の運用方針を決定し、全てのファンドの運用にコミットすることで、顧客の長期的な資産形成を応援してゆく。
新運用体制
最高投資責任者の藤野英人氏は次のように述べている。
ひふみ投信を立ち上げてからの14年間、国民的な投資信託を作りたい、そのような想いをもって、日々の運用はもちろん、投資の楽しさ・大切さを伝えるため全国を走り回ってきました。この度のひふみ投信マザーファンド運用責任者の交代は私の引退を意味するものではありません。私は、最高投資責任者(CIO)として長期的な運用方針の決定とベストな運用チームの組成に注力し、「ひふみ」シリーズをより魅力ある商品に磨き上げる努力をしてまいります。
今回、新たにひふみ投信マザーファンドの運用責任者となる佐々木は41歳、私がひふみ投信の運用責任者としてのデビューを果たした年代です。佐々木はハイテク業界に精通しており、今後も投資の柱となる成長企業を発掘し、海外企業調査経験が豊富なウェイと共に、さらなる国民的ファンドに育ててくれると期待しております。
今後も企業調査は積極的に行ないますし、お客様とのコミュニケーションはこれまでと変わらず大切にしてまいります。引き続きひふみシリーズをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
ひふみ投信マザーファンド 新・運用責任者 佐々木靖人氏は次のようにコメントしている。
藤野からアクティブ株式ファンドとして日本最大規模であるひふみ投信マザーファンドの運用責任者を託され、やる気に満ち溢れていると同時に、皆様の今後に対する厳しい視線と熱い期待に身の引き締まる思いでおります。
運用責任者は交代しますが、ひふみの運用はこれまでと何ら変わることはありません。今までどおり、チーム力を駆使して、足を使った運用に邁進し、お客様の不安を軽減しつつ、喜んでいただけるようなパフォーマンスを出せるよう、努力をたゆまず続けてまいりたいと考えております。これまでと同様に変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
■【動画】「ひふみ」運用者からのメッセージ
https://www.youtube.com/watch?v=Ffmw1ERNy1w
ひふみ投信マザーファンド 新・運用責任者 プロフィール
レオス・キャピタルワークス株式会社
株式戦略部 シニア・ファンドマネージャー
佐々木 靖人(ササキ ヤスト)
2006年 California State University, Bakersfield校卒業後、ブルー・マーリン・パートナーズ入社。戦略立案等に従事。
2009年 レオス・キャピタルワークス入社。
2013年 ダーウィン・キャピタル・パートナーズ入社。調査業務に従事。
2016年 レオス・キャピタルワークス再入社。
ひふみ投信マザーファンド 世界株 運用担当 プロフィール
レオス・キャピタルワークス株式会社
株式戦略部 シニア・ファンドマネージャー
韋 珊珊(ウェイ シャンシャン)
2011年 早稲田大学商学研究科修士。
2011年 大和証券投資信託委託入社。アナリスト・ファンドマネージャーとしてアジア株(主に中国)運用を担当。
2015年 同社で新興国債券の運用に従事。
2016年 米国モーニングスター入社。消費と機械を中心に日本株の調査を担当。
2018年 レオス・キャピタルワークス入社。